愛犬が便秘気味で元気がない、食物アレルギーがあり、手作り食を考えている。そんな飼い主さんに、獣医師の佐藤貴紀先生がオススメする食材が「ジャガイモ」です。メルマガ『佐藤貴紀のわんにゃんアドバイス』の中で、ジャガイモを与える前に必ずやるべき下処理と、保存法を教えてくれます。
犬の便秘に「ジャガイモ」がオススメ!!
皆さんは知っていましたか?犬はジャガイモを食べても大丈夫なんです。むしろ、繊維質が豊富なので「便秘」にも効果的です。
それに「食物アレルギー」の犬にもおすすめします。「グレインフリー(穀物不使用)」というドッグフードが、世界各国のメーカーから販売されているのをご存知でしょうか?その大半に、ジャガイモ(ポテト)が使用されているのです。
つまり、適切な方法で適量であれば、犬にとって「ジャガイモ」は身体にもとてもよい食材といえます。では、どのように与えればいいのでしょうか?
1)必ずやってほしい、調理前の2つの事
これだけはやってほしい事が2つがあります。
- 1つ目「あくを取る」
- 2つ目「芽や皮は取り除く」
理由があります。芽や緑色になった皮の部分には「ソラニン」という猛毒が含まれています。人間の身体にさえも害を及ぼすと言われていますので必ず取り除いてほしいです。
あと、犬にとっても「皮」は消化しづらい部分でもあるので取り除いてあげる方が無難です。
2)保存方法
ジャガイモを切っただけの状態、つまり「生」の状態で冷凍するとジャガイモの、組織が壊れてしまうため、解凍した時に水分が抜けるのでフカフカのスポンジの様になります。これでは、調理しづらくなります。
よって、冷凍する場合は、茹でたり蒸したりするなど、完全に火を通した状態で小分けにしてから冷凍し、自然解凍することをオススメします。
まとめ
ジャガイモは「面倒くさい」「怖いかも」と感じてしまうかもしれません。しかし、手作り食やトッピング食を導入されたり予定している方や、愛犬に元気がない、便秘気味、という飼い主には必ず強い味方になってくれる食材が「ジャガイモ」です。便秘に良いものなので家庭でうまく活用してみてください。
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