米国大統領に学ぶ、払うはずの60億をチャラにし逆に金を貰う方法

 

トム・ソーヤーの冒険でも

この話を聞いて、思い出した話があります。かの童話「トム・ソーヤーの冒険」にも、似た内容がありました。

トムは親の言いつけで、カベにペンキを塗る仕事をしていました。それは非常に面倒なので、トムは何とか他の人間に手伝わせようとしました。ただその際「手伝って」と言っても、相手は絶対にやってくれないはずです。そのため友人の前で、トムはいかにも楽しそうにペンキを塗り始めました

「こんな楽しいこと、ないよ!?誰かが何かくれるって言っても、絶対に変わりたくないね!」

それを見ているうちに、友達がウズウズして言いました

「おい、ちょっとだけやらせてくれよ…!このリンゴ少しだけ、あげるからさ…!」

するとトムは、笑いをかみ殺して、困ったように言いました。

「本当はイヤなんだけど…。リンゴまるまる一個と引き替えなら特別にいいよ

友人はしばらく考えた後、リンゴをそのまま渡し、ペンキ塗りを「やらせてもらえる」ことになったのです。

まぁ、確かにペンキ塗りは、面倒な面もあれば、楽しい面もあるはずです。「面倒」な部分だけに注目せず、「楽しさを前面にプレゼンしたからこそ破格の条件での手伝いをゲットできたのですね。

新たな価値を共有しよう

これはいくらでも応用が利きます。

「当社と契約してください!費用はまけますから!」

などの言い方よりも

「当社と契約すると、御社にとってもこんなメリットやこんなメリットがあるんじゃないでしょうか?

など言った方が、相手はよりOKしやすくなります。

恋愛でも

「食事行こうよ!おごるし、車出すから!」と頼み込むより「食事行こうよ!日本に初上陸したスゴいお店だから!」というように、相手へのメリットを強調した方がYESと言いやすくなるのではないでしょうか。重要なのは、「相手だったらどう感じるか」を考え、それをきちんと主張して上げること。

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