3つ目のスキルとして挙げるのは、「コンセプチュアル・スキル」です。
このスキルは、概念化能力とも言われ、物事の本質を把握する、見極める能力です。例えば、論理的思考、問題発見・解決能力、創造力、課題発見・達成力、変化対応力、応用力などが挙げられます。
例えば、営業担当者ならば、お客様の問題を発見し、解決することが必要ですし、学校の先生であれば、児童・生徒に応じて分かりやすい授業にするために、応用力や創造力なども大切となるでしょうね。
また、スポーツ選手においても、プレイ中には色々なことが起きるので、創造力や変化対応力などのコンセプチュアル・スキルが必要だと思います。
ロバート・カッツ氏は、この3つのスキルを、各管理階層によって、求められる重要度を分けています。
「テクニカル・スキル」は、主任や係長などのロワーマネジメントになるほど重要度が高くなり、「コンセプチュアル・スキル」は、経営者などのトップマネジメントになるほど重要度が高くなります。「ヒューマン・スキル」は、ロワーマネジメント、ミドルマネジメント、トップマネジメントに共通した重要度になっています。
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