「死を待つだけの日々」から「生きがい」のある50年に
最近、よく「武田先生は損得に関係なくやるからすごい」と言われることがありますが、実は第1の人生でやれなかったことをしているだけという面もあります。例えば私は第2の人生に入ってからすぐ、「お見合いの会=ラビット会」をやってきましたが、今でも2月に1回程度、お世話をしています。私に何のメリットがあるかというと、知り合いが増えてにぎやかになるということはありますが、忙しい中でお見合いの世話をするのは結構大変です。
なかには苦労して世話をしても、上手くいかなかったというので逆恨みまでされることもあります。でも、「なんで時間もお金も自分で出して、人の世話をするの」と感謝されることもあり、第1の人生では絶対にできなかったことの一つでもあります。
みずみずしい心で感激をするには、名所旧跡ではない平凡で美しい景色のところに出かけるとか、歴史が好きなので歴史上のところに行くなどのことも心が揺さぶられますし、心温まる良い話に接することも毎日を豊かにします。社会的な面では若い頃より気軽に異性とも食事ができたりしますから、異性との関係も自由で気軽なものであるとともに、やはり男女ですから心のときめきもあり、若いころとは違う良さがあります。
いずれにしても、第2の人生では「生きがい」が必要です。そうしなければ、毎日は単に「死を待つだけの日々」になるからです。たとえば、テレビの報道によって「高齢者から免許を返納させる」、「高齢者は疲れるからゆっくりしてください」、「定年制があるのでそれ以後は働いてはダメです」などなど、第2の人生の価値を取ろうとする人たちばかりです。(メルマガより一部抜粋)
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