だから性犯罪に巻き込まれる「性教育は学校任せ」では危ない理由

2019.09.19
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by MAG2 NEWS編集部 HY
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「性の話をもっとオープンにできる社会を目指そう!」。今、そんなムーブメントが起きているのをご存知ですか?4万人以上のチャンネル登録者を持つ「性教育YouTuber」が生まれ、「幼児期から家庭で始める性教育」講座が募集開始と同時に満席になり、2018年に発売された書籍『お母さん! 学校では防犯もSEXも避妊も教えてくれませんよ!』が版を重ねたりと、「性」についての教育の在り方が見直されてきています。特に、誰もが手軽に有害サイトにアクセスできたり、SNSで子どもが巻き込まれる性犯罪が多発している今、正しい性の知識を早期から子供に伝えていく必要性を感じている方が多いようです。しかし実際には、「性教育は学校任せ」にしている家庭や、「何をどう伝えれば良いのか分からない」と悩んでいる人もいるのではないでしょうか。なぜ今、家庭での性教育をする必要があるのか、またどんなタイミングで何を伝えれば良いのかをまとめました。

メダカの受精で「性教育」。学校教育はアテにならない

性教育については、小学校の保健体育の時間に男女別の教室に分けられ、月経や精通、避妊の方法を教わっただけという人が多いのではないでしょうか。妊娠の過程に触れることは禁止されており、「メダカの受精」を教材に授業が行われるため、子供が生まれる仕組みを知らずに大人になる人がいる、という笑えない話もあるようです。

子供を被害者にも加害者にもしないために

いけないことだとは知らずにSNSで裸の画像を送ってしまう、被害を受けていることに気づかず「嫌だ」「やめて」と言えない、友達に性的ないたずらをしてしまう、傷つく言葉を言ってしまう……そんな「うっかり被害」や「うっかり加害」は、子供が知識を持っていないがゆえに起こる場合も。性犯罪はスマホにフィルターをかけただけでは防ぎきれません。

家庭で性教育をするべき理由

思春期になると、誰もが自分や他人の体に興味を持ち、体や性についての悩みを持ちやすくなるものです。しかし、必要な知識を教えてもらえないどころか、性についての話題は何となくタブー視され、気軽に悩みを相談できる相手を持つ子ばかりではありません。家庭で性教育をする理由はここにあります。「性」=「生」、性について知ることは、自分のアイデンティティを確かめること、自分の価値を知り、自己肯定感を持つためにも必要なことです。「生きる」ことに繋がる大切なことだからこそ、家庭で伝えられたら素敵だと思いませんか?

恥ずかしさも先入観もない、幼児期こそがタイミング

しかし、いざ性について話したいと思っても、思春期の子供を相手にするのは難しいものです。「性=エッチなもの」「触れちゃいけないもの」という先入観のない幼児期こそがチャンス。当たり前の話題にできる環境を整えることで、万一の際のセーフティネットにもなります。

プライベートゾーンを守ることから教えよう

では、幼い子供に何が伝えられるのでしょうか? 家庭できる性教育講座を開講している助産師は、「下着を含めたプライベートゾーンは、自分だけの大事な場所であることを伝える」ことから始めることをオススメしています。水着で隠れる場所=プライベートゾーンは、必要がないのに人に見せたり、触らせたり、相手の許可なく触れたりしてはいけないことを意識づけておくことが、自分を守り、人を傷つけないことにつながるのだそうです。

絵本を使った性教育も

また、生や性に関するテーマの絵本を読み聞かせることも、子供に正しい知識を身につけさせるために有効な手段の一つ。いつもの絵本タイムに、自然と性についての話題を取り入れることができます。

性教育を受けていない大人の方は、性に関する質問をされた時に面食らってしまうこともあるかもしれません。しかし、子供にとっての性の疑問は、「なぜ空が青いのか?」という素朴な疑問と同じもの。叱らず、恥ずかしがらず、ごまかさずに答えてあげたいですね。

source: Twitter

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