好感度UP狙う?愛用の首相や小泉大臣「マイボトル」国会提案へ

2019.12.25
by MAG2 NEWS編集部 HY
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日経トレンディと日経クロストレンドが発表した「2019年ヒット商品ベスト30」の28位に、容量120mLの小さな水筒「ポケトル」がランクインしたことを日経XTRENDが伝えた。また、東洋経済オンラインによると、今年は当初見込んでいた20倍の累計100万本の出荷が確定しているという。

ロフトや東急ハンズをはじめ、近所の雑貨屋に一歩足を踏み入れると、さまざまなサイズやカラーの水筒がズラリと並んでおり、「ポケトル」に限らず水筒を持ち歩く人が増えていることを伺わせる。

マイボイスコム株式会社が実施した「水筒に関するアンケート調査」の結果を見てみると、水筒の利用者は5割強で、水筒を利用する理由は「節約のため」が最も多い52.7%となっている。今年の消費増税の影響もあるのだろう。

また一方で、SDGsやエシカル、サステナブルといったワードを見聞きするようになり、環境への配慮やエコ行動が習慣化したことも要因のひとつになっているのかもしれない。「習慣になっている」18.2%、「ゴミの減量など環境への配慮」16.7%を合わせると34.9%となっている。

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「節約」とは無縁でも、流行前から水筒利用していた安倍首相

流行に先駆けてマイボトルを愛用していた政治家がいる。安倍晋三首相だ。2013年の国会審議中に常用していたことで話題になり、安倍首相が昭恵夫人から借りていた水筒には、「アベノボトル」という愛称まで付けられた。

しかしその目的は、もちろん「節約」のためなどではない。「中には、人肌プラスのぬるま湯を入れてます」と、当時“お答えを控える”ことなく2013年2月19日に首相官邸のFacebookで自ら説明している。潰瘍性大腸炎で内閣総理大臣を辞任した経験があるため、健康を意識してのものだろう。

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