事故当日夜、MGSでNBAの試合。追悼の24秒
今日は、その中から追悼の思いを込めてバスケットボールの試合会場でもあるマディソン・スクエア・ガーデンの様子をお伝えしよう。
マディソン・スクエア・ガーデンはマンハッタンは31~33丁目の7と8番街の間にある大きな会場で、有名歌手のコンサートやアイスホッケーの試合会場としても有名だが、NBAの試合も数多く開催されているので、バスケットボールファンは一度は訪れたいという名所だ。
そんなマディソン・スクエア・ガーデンの外観には、コービーさんが亡くなった夜、コービーさんの選手時代の写真を大きく映し出した。また、その両サイドのライトはレイカーズカラーである紫とゴールドにした。
● New York fans, Madison Square Garden pay tribute to Kobe Bryant
またコービーさんが亡くなった日の夜の試合前にも追悼の儀式を行っている。
● Madison Square Garden pays tribute throughout the game to Kobe Bryant | NBA on ESPN
上述の動画にあるように、この日はニューヨーク・ニックスとブルックリン・ネッツの試合だった。会場には、コービーさんの背番号だった8と24のユニフォームを着た人たちも多数観戦にきている。
始まってすぐブルックリン・ネッツがオフェンスチームとして相手側のコートへドリブルでゆっくり進みシュートを打つポジションへ。ボールを持ち、そこで24秒間停止。選手は全員静止してその様子を見つめる。その瞬間スタジアムからはスタンディングオベーション。
そうこれは、オフェンスチームは24秒以内にシュートを打たなくてはいけないというルールを使った背番号24番だったコービーさんへの追悼だったのだ。24秒間経過。今度はニックスがオフェンスに。そして同じく、相手側のコートへドリブルでゆっくり進みシュートを打つポジションにつき、ボールを持ったまま24秒間停止した。
そしてネッツにボールが移り試合は続行された。この様子に涙を流す人、涙目のコーチたち、「コービー・ブライアント」という応援の掛け声がコート会場にしばらく続いたのだった。
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