韓国市民の怒り爆発。米から解熱剤服用し帰国の学生がコロナ陽性

 

こうしたなか、韓国では、今年2月末に慶尚北道慶山にある自分の病院で診療して新型コロナに感染した内科医(60)が、3月18日に慶北大学の救急室に移送され確定判定を受けた。肺炎の症状がひどく現れ、エクモなどの治療を受けてきたのだが、2日夜から急激に悪化し、今月3日朝に息を引き取った。韓国の医者としてははじめての死亡である。

新型コロナの発症に関して国別での違いがあるのだが、その理由はなにか。現在最悪のアメリカ。トランプが最初の発病から53日後に国家非常事態を宣言したが、すでに米国全域に病気が広がり手の施しようもない状態に陥ってしまった。

一方、防疫先進国として注目を集めている国もある。中国のすぐ隣に位置する台湾とシンガポールだ。アイスランドも欧州の新型コロナ禍から一歩離れている。これら三つの国には共通点があって、大規模検査と隔離中心の防疫対策を行ったというもの。このような検査中心の対策について、米大学の共同研究チームは「封鎖令」の代案になり得ると評価している。

最後に朝鮮時代の「科挙試験」のようなビジュアルが見られたことについて。安山都市公社は4月4日、プロサッカーKリーグ2部リーグのホーム球場である安山ワスタジアム天然芝生のサッカー場で筆記試験を行った。公社によると、同日の筆記試験には一般職と公務職の1次書類選考合格者139人が受験した。6,612平方メートル規模のスタジアムに140個余りの机を5メートル間隔で配置した。“社会的距離を置く”の一環として通常の試験場の机よりも間隔をおいたわけだ。受験者たちは発熱測定と手の消毒を終えた後、試験場に入り、1時間30分間マスクをつけたまま試験を受けた。

梁根緒(ヤン・グンソ)安山都市公社社長は、「コロナ禍のため経済危機を迎えた状況で新規採用が見送られるのはいけない」とし、「雇用不安が深まり採用市場が萎縮しているだけに公共機関が率先して雇用創出に乗り出すべきと判断した」と述べた。これは、写真でないとよくわからない。王宮の前の広場で科挙の試験を受けた数百年前のビジュアルが展開されていて、筆者としては「感動」をもって見た。このメルマガ、写真が使えないのが残念だ。下をクリックするとご覧になれます。

● ‘축구장 필기시험’…”코로나에도 채용은 해야”

image by: SUNGJIN JO / Shutterstock.com

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韓国暮らし4分1世紀オーバー。そんな筆者のエッセイ+韓国語講座。折々のエッセイに加えて、韓国語の勉強もやってます。韓国語の勉強のほうは、面白い漢字語とか独特な韓国語などをモチーフにやさしく解説しております。発酵食品「キムチ」にあやかりキムチパワーと名づけました。熟成した文章をお届けしたいと考えております。

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【著者】 キムチパワー 【発行周期】 ほぼ 月刊

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