新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、対象範囲が全国に広げられた緊急事態宣言。不要不急の外出の自粛を求められている今、ネットショップの利用が急激に増えています。こんな時だからこそ、自分たちの抱えているWEBストアの見直しをするべき、というのは接客販売コンサルタント&トレーナーの坂本りゅういちさん。坂本さんは無料メルマガ『販売力向上講座メールマガジン』で今回、売上増につながるサイト情報の出し方を紹介しています。
WEBの買い方、使い方
店頭での販売がなかなか難しくなって来ている状況で、今、WEBストアの売上が伸びているところが少なくありません。外に出られないのですから、当然、買い物もWEBに移行しているわけです。
私もいろんな店やブランドのWEBストアをのぞいています。そんな中ですごく感じるのは、WEBストアのうまい使い方や買い方を教えてくれているところって、ほとんどないよなーということです。
WEBストアにも色々ありますが、例えば、自社でECサイトを持っている会社やお店がたくさんあります。そういうところのWEBを見れば、商品の検索の仕方などは、ヘルプを見ればすぐにわかります。慣れている人なら、見なくても簡単にできます。でも私が言っているのはそういうことではなくて、もっと深い話です。
例えば、アパレルショップのサイトで商品の検索の仕方が分かっても、実は買いにくいことは少なくないです。商品のサイズがどこに買いてあるかがわかりにくかったり、サイズが分かっても、それがどのくらいかがわからなかったり。「〇〇cm」と書かれていても、それがどのくらいかがパッとわかる人はあまりいませんよね。自分の持っているものと比べたくても、メジャーを持っていないという人も決して少なくはないでしょう。だったら、そういう時には、例えばiPhoneの計測アプリを使うと簡単にわかりますよ、とか、計測の仕方はこうするとわかりやすいですよと言った情報が載っていれば、お客様も買いやすくなります。
また、商品検索の仕方にだって、確実にコツがあります。お客様が頭の中に描いているモノを探すというのは、実は何気に難しいことです。どんな検索ワードを使えばいいか、そしてどうすればたくさんの商品の中から、自分の好きなものが見つかりやすいかがわかりません。だったら、売っている側が「こういう検索をすると、こんな商品がたくさん見られますよ」「こういうアイテムを探しているなら、こういう検索をしてください」みたいな情報をくれていれば、お客様も探しやすくなります。
要は、自分たちの抱えているWEBストアの買い方や活用の仕方を教えてくれればいいということです。そうすることで、お客様は利用しやすく買いやすくなり、自然と売上増にもつながっていきます。案外見落とされていることだと思うので、
ぜひこういう情報を出すことも検討してみてはいかがでしょうか。
今日の質問です。
- 自社のWEBストアがあるとしたら、どんな風に使えばお客様は、使いやすく、買いやすくなりますか?
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