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悪質な「不謹慎系YouTuber」たちを法律で裁くことはできるのか?

「岡江久美子の息子です」「志村けんの息子です」「プロレスラー木村花の元彼です」などと語るユーチューバーが続々登場している。もちろん、これらは全て偽りで、「不謹慎系YouTuber」などと呼ばれ、ネット上で怒りを買っている。著名人の訃報や社会的関心の高い事件に便乗し、動画再生数を増やして収益を上げるという、極めて悪質な手法。これは法律的に問題はないのだろうか。

著名人の親族を語る「不謹慎系YouTuber」

YouTubeで検索すると、さまざまな動画が出てくる。親族や関係者と自らを語り、コメントをしたり謝罪をしたりするだけの動画。中には100万回以上もの再生数が誇る動画もあり、タイトルにつられたり、興味本位で再生する人たちが多いことを物語っている。

不謹慎系YouTuberの狙いは、虚偽の内容で再生数アップを企み、広告収益を手にすること。また、最近ではそんな不謹慎系YouTuberたちを「許せない」とたたく動画が多数増え、それで再生数を高めようとするYouTuberも登場している。

先日、人気女子プロレスラーの木村花さんが、SNSによる誹謗中傷を苦に亡くなった。これを受け、匿名で他人を誹謗中傷する行為に対して、法整備できないかという動きが加速している。果たして、この不謹慎系YouTuberたちの行為は法律的に問題はないのだろうか。

残念ながら、直敵的な法律はなく、考えられるものとしたら「名誉棄損罪」や「信用棄損罪」くらいとなりそうだ。これは木村花さんへの誹謗中傷のケースと同じだろう。

しかし、SNSで誹謗中傷することが今後何らかの違法行為に該当することになれば、こうしたYouTubeも同様に協議されることになるはずだ。中傷した側から弁護士事務所へ相談が相次いでいるというように、著名人の訃報や社会的関心の高い事件に便乗した不謹慎系YouTuberも、気が気ではないだろう。
●木村花さん死去で「中傷した側」から弁護士へ相談急増に怒りの声

今すぐアカウントを停止すべき

あまりにも次元の低い行為に開いた口が塞がらない。他人の死や不幸に乗じて、収益を得ようとは信じがたい振る舞いだ。ネット上では「人として最低」「取り上げること自体無駄」など怒りの声が上がっている。

不謹慎系YouTuberって胸糞悪いねんけど、
ほんまにムカつくとか何でそんなこと出来るん?とか、その人に絡んで炎上させた時点で、思惑にはめられてることはよ気付きましょう。

ほんまにムカつくなら、完全放置して、再生しないとかした方がええ。

— ヒビッチ (@Kh4Flum) May 27, 2020

【迷惑系・不謹慎系YouTuber】今すぐBANになってくれ https://t.co/OcN4IcPRrT

— HERO@個人投資家(転職先決定!) (@nariagaru_tophe) May 27, 2020

不謹慎系YouTuberに関しては
それで収益を得てるあたりも人として最低
てかもう人じゃない

— 十六夜 優菜 VS コロナ (@yuna1634) May 27, 2020

不謹慎系YouTuberってなんだよwww
なんでもかんでも〇〇系つけりゃええってもんじゃないでしょて https://t.co/mvgg3DWg4r

— ユミコ (@yumiko1108) May 27, 2020

不謹慎系YouTuberとかいうのを新しく確立するな

— あるぷす? (@alps_msh) May 27, 2020

おはようバンコク🌞
YouTubeのニュースです。

🔽犯人や「故人の息子」勝手に自称 「不謹慎系YouTuber」が増え続ける理由 https://t.co/Gj5xYrlSeE

これはアホの極みですね。世の中にはモラルが崩壊している人がいますね。あと、訴えられるリスクもあるので、収益のわりにリスク高すぎだと思う

— マナブ@バンコク (@manabubannai) May 27, 2020

※本記事内のツイートにつきましては、Twitterのツイート埋め込み機能を利用して掲載させていただいております。

image by: Michal Ludwiczak / shutterstock

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