自分の人生を豊かにするためにシュワルツネッガーが断っている事

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自分の時間を他者との付き合いのために使うことを、無駄だと感じるか有益だと捉えるかは人それぞれですが、意に反して時間を奪われるのを防ぐには、どうすればいいのでしょうか。今回の無料メルマガ『弁護士谷原誠の【仕事の流儀】』では著者で現役弁護士の谷原誠さんが、アーノルド・シュワルツネッガー氏の言葉を引用しつつ、「時間を有効活用するためのポイント」を紹介しています。

自分の時間を死守する

こんにちは。弁護士の谷原誠です。

私は、時間を大切にしています。できる限り、自分の時間を、「自分が使いたい作業」に使いたいと思っています。しかし、現実には、そううまくはいきません。それは、頼まれ事であったり、付き合いであったり、色々なことに時間を使います。

他人との関係を断絶し、他人との付き合いを一切廃除する、ということであれば、自分の時間を全て自分のためにつぎ込むことができるでしょう。無人島にでも行って自給自足の生活をすれば、そうなるでしょうか。しかし、そうでなければ、他人のためにも時間を使うことになります。

時間を有効活用するには、このバランスをどう取るか、が重要になってきます。私たちは、環境に影響を受けますので、環境や身の回りにいる人次第では、このバランスが大きく影響を受けることになります。場合によっては、自分の意に反して、自分の時間を大いに奪われてしまう、ということもあり得ます。

そんな時は、どうしたらよいでしょうか。

アーノルド・シュワルツネッガー氏の言葉を参考にしてみましょう。彼は、様々な職業を経験しましたが、もともとはボディビルダーでした。彼は、ボディビル大会の最高峰であるミスター・オリンピアで7回優勝するという偉業を達成した、ボディビル界のレジェンドです。彼は、次のように言っています。

自分と関わりのある人や職場環境などが、自分にマイナスの影響を与えていると感じたら、私はすぐさまその関係を断つ。それが仕事だろうが、友達だろうが、私にマイナスの影響をもたらし、目標に向かうための障害になるのなら、躊躇せずにその関係を断ち、職を変え、トレーニング環境を変え、自分の目標にまっしぐらに向かうだろう。

徹底していますね。

「我慢できなくなったら、仕事を辞めよう」ではありません。「耐えられなくなったら、友達やめよう」ではありません。ただ、「マイナスの影響を与えていると感じた」だけで、躊躇せずに、即座に関係を断つ、と言い切っているのです。そのくらい徹底して自分の環境を整えないと、満足なトレーニングはできない、ということなのでしょう。

多くの人は、ここまで徹底した思考はできないでしょう。しかし、自分の時間は、自分の人生そのものです。他人の感情を害したとしても、場合によってはその人との関係が断たれることになったとしても、自分の時間を守る、ということを考えてもよいのではないでしょうか。

「普通の人間が持って生まれる財産と言えば、時間だけだ」

(アンドリュー・カーネギー、アメリカの鉄鋼王)

今日は、ここまで。

image by: Denis Ivanov Photo / Shutterstock.com

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【著者】 谷原誠 【発行周期】 不定期

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