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職場での昇進から世界征服まで!?「逆算思考」で夢や目標が叶う理由

人は誰しも叶えたい夢や目標を持っているものですが、明らかに無駄だと思われる努力は避けたいもの。効率的なアプローチ法はないものでしょうか。今回の無料メルマガ『販売力向上講座メールマガジン』では接客販売コンサルタント&トレーナーの坂本りゅういちさんが、遠回りせずに済む「逆算」という考え方を紹介しています。

目標を達成する人の習慣「逆算思考」とは?

夢や目標と呼ばれるようなものがある人とまったくそんなものが無いという人。どちらなのかは人それぞれです。

例えば、職場で昇進したいとか、例えば、このくらい売れるようになって販売員としての地位を確立したいとか、例えば、夢だったこういう仕事に就きたいとか、こうした目標や夢がある人もいれば、いやいや、私はそんなもの考えてなくて、今を精一杯生きていればいいんだよという人もいることでしょう。

個人の生き方なのですから、別にどちらが良いとか悪いとかの話ではありません。

ただ、もし夢や目標があるとか、なんとなく漠然とだけれども「こうしたい」と思っているようなことがあるのだとしたら、やるべきことはとてもシンプルです。逆算で物事を考えていくことで、その夢や目標に近づける確率は高まります。

そんなに大それた話でなくともそうです。例えば、自店で店長職をやってみたいと思っていたとします。そのショップの店長をやって、マネジメントを経験してみたいとか、店の運営をしてみていろんなことを知りたいという人も中にはいるかもしれません。

本当にそれがやりたいことならば、この場合も、逆算して考えていきます。

まず店長になりたいということであれば、店長に必要な能力や経験というものを考えます。店長になるためには、サブを経験する必要があるかもしれないし、売上がこのくらいは取れていないといけない、人を育てる能力がないといけないということが見えてくるはずです。

それがわかったら、ここからは逆算です。今の自分と照らし合わせます。

売上の面で言えば、店長候補になるための売上と照らし合わせてみて、あとどのくらい足りていないかが分かります。そうすれば、「あと〇〇円売れるようになる努力」が必要だと分かります。

人材育成の能力についても、今の自分が一度も人を育てることに関わっていないとしたら、まずは後輩を育てる役目を担うとか、新人教育のためのマニュアルを考えとか、やれそうなことが見えてきます。

目指したい目標や夢があるなら、それと今の自分を照らし合わせることで、足りないことがわかり、やるべきことも見えてくるということです。

「逆算」は、闇雲な努力に勝る

この考え方は、夢と呼ばれるような壮大なものでなくても応用が効きます。例えば、客単価を上げたいという小さな希望なんかでも同じことです。客単価を上げたいのであれば、まずはどのくらいまで客単価を上げたいのかという話になります。

25,000円という客単価を狙うとしたら、じゃあ次は今の自分はどうなのかです。今が17,000円しか取れていないのならば、あと8,000円上げるためにどうするかが見えるようになってきます。

平均商品単価が4,000円だったとしたら毎回平均してプラス2点の商品を売れるように提案をしていくことが求められるでしょうし、そのためには、さらに5点くらい多めに商品を提案する必要があるとわかるかもしれません。

「これがやりたい」「こうしたい」と思うことがあるなら、ある程度でも、その目標が具体的にどんな状態で、今の自分がどんな状態なのかを確認し、逆算をしていく。そうすることで、やるべきことが明確になり、努力すべきこともわかるようになります。

闇雲に能力をつけるのも否定はしませんが、それだとあまりに遠回りになってしまうことも少なくありません。

それよりは、より効率的に目標や夢に近づけた方が私は良いんじゃないかと考えます。

自分のやりたいことから逆算して、今必要なことを見つけ出してみましょう。

今日の質問です。

image by: Shutterstock.com

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【著者】 坂本りゅういち 【発行周期】 日刊

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