ジョブズとゲイツは「似たもの同士」火をつけ、煽って、監視する

 

ここからいきなりですが結論に入って行きます。

物心両面の豊かさは、すべての人が望むところのものですが、“変化”と“異質”が常態となりつつある社会においては、今まで馴染んだ成功モデルが通用しなくなり違った可能性が拡がります。そのなかで、2タイプの人達がより大きな位置を占めるようになります。多様なテクノロジストと、その人たちを活性化させるマネジャーです。

自身がより良く成果を実現させるためには、まずどのタイプであるかを体験を通して知らなければなりません。ドラッカーはこのように言います。

「最高のキャリアは、自らの強み、仕事の仕方、価値観を知り、機会をつかむ用意をしたものだけが手にできる。得るべきところを知ることによって、卓越した仕事を行える」

また「成長のためには、自らに適した組織において、自らに適した仕事に就かなければならない。そこで問題になるのは、自らの得るべき所はどこかである。自らのがベストを尽くせるのはいかなる環境かを知らなければならない」と言っています。異なる強みと同じ価値観と仕事の仕方の協働が、最強の組み合わせです。

すべての人の物心両面の豊かさを実現しようとするならば、起業家タイプであれば、すべての人の物心両面の豊かにする“アイディア”と“ビジョン”をかかげて強い意思のもとに訴え続けましょう。マネジャータイプであれば、専門家の環境づくりに専念しましょう。テクノロジストタイプであれば、自らのスキルで最高に貢献しましょう。

ビル・ゲイツは「人生は公平ではない。そのことに慣れよう」「世間は、君の自尊心を気にかけてはくれない。世間は、君が自尊心を満たす前に、君が何かを成し遂げることを期待している」と言っています。

スティーブ・ジョブズは「安全にやろうと思うのは、一番危険な落とし穴なんだ」「我慢さえできれば、うまくいったも同然なんだ」。

image by: 左 Paolo Bona 右 Anton_Ivanov / shutterstock

浅井良一この著者の記事一覧

戦略経営のためには、各業務部門のシステム化が必要です。またその各部門のシステムを、ミッションの実現のために有機的に結合させていかなければなりません。それと同時に正しい戦略経営の知識と知恵を身につけなければなりません。ここでは、よもやま話として基本的なマネジメントの話も併せて紹介します。

無料メルマガ好評配信中

この記事が気に入ったら登録!しよう 『 戦略経営の「よもやま話」 』

【著者】 浅井良一 【発行周期】 ほぼ週刊

print
いま読まれてます

  • ジョブズとゲイツは「似たもの同士」火をつけ、煽って、監視する
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け