演歌歌手・水森かおりの凄すぎる戦略、愛されるビジネスの作り方

 

その“ご当地”を象徴するものとして、「ローカルブランド」があります。その土地で生まれ、地域の人に愛されている商品たちのことです。

いま、レトロなビンやラベルが、お洒落、可愛いと、「地サイダー」が人気となっています。青森の「朝日サイダー」、兵庫の「ありまサイダー」、愛知の「日の丸サイダー」など、国内に60弱のメーカーがあります。地元だけで飲まれていたサイダーですが、いつの間にか注目されるようになり、全国へ出荷するメーカーも出てきました。レトロブームやB級グルメが、影響しているようです。大手メーカーが次々に送り出すモノに飽きてきた消費者が、小さいながらも、堅実に操業している地方のメーカーに、眼を向けるようになったのです。

また、地方にはユニークな商品が数多くあります。和歌山・北山村だけで穫れる柑橘類「じゃばら」を使ったジュースや、徳島・那賀町の家庭で使われていた「柚子醤油」などが、ネットで注目され、その販売を伸ばしています。サイダー、ジュース、しょうゆという商品は、ごく一般的なものですが、その名前の前に「地」がつくことによって、全国的に注目を集める可能性を高めているのです。

つまり、どこにでもあるモノを、その地方なりの方法で作れば、それが「地○○○」となるのです。そうした商品を集めて、販売すれば、お客さまに飽きられることなく、売り上げを確保し続けることもできます。

メーカーであっても、小売店であっても、“ご当地もの”は注目を集めやすいと言えます。そして、“ご当地もの”は応援してもらえます。

image by: Shutterstock.com

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なぜ、人はモノを買いたくなるのか。欲しいという感情は、どこから生まれるのか。消費行動における人の心理を知れば、売れるモノが見えてくる。売り方がわかる。小手先のテクニックなど、いらない。人を研究すれば、やるべきことはすべてわかる。

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【著者】 佐藤きよあき(繁盛戦略コンサルタント) 【発行周期】 週刊

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