若者と老人が殺し合う国、日本は「科学と軍事と現実主義」で復活するか?

 

デジタル化の問題点

デジタル化というが、諸手続きはスマホがベースになるために、問題が出る。

問題点としては、スマホを使えない70歳以上の高齢者が何もできなくなることである。このため、一部今までの窓口を設置することは必要になる。紙ベースの申請も残す必要がある。

もう1つが、ホームレスの人たちがスマホを持たないと、申請もできず仕事を探せなくなることであるが、このスマホを持ってもらうことが支援の大きなポイントになる。

それと、個人情報を政府が集めるので、監視社会になる危険性もあり、この部分では、個人情報の利用制限が設ける必要がある。

それと国民が監視社会になるのを未然に防ぐことを心掛けるしかない。

さらに大きな問題が、紙媒体のメディアが衰退していくことや、ネットでの買い物や大学等の教育などに移り、既存ビジネスに大きな試練をもたらすこと、それとAIの発展により、法律家、税理士、運転手、企画職などの専門的な職業の必要性がなくなり、その職業が失われることである。しかし、企業的にはコストがなくなる。

それと、オフィスをクラウド上に持てば、それでサービスができるので、必要な現場以外のオフィスが必要なくなり、不動産ビジネスも大きな影響が出てくる。オフィス賃料がなくなりコストが軽減されることになるし、個人で大きな会社を運営できるようになる。

などの問題と利点があるが、企業は今から問題点を解決することが必要であるし、それさえできれば、コスト効率が飛躍的に高まることは確実である。

このことで、中産階級がいなくなり、経営者や少数のシステムエンジニアと末端労働者と2つの階層に分かれてしまうことになる。この時の社会的な仕組みも考えていく必要がある。竹中さんのベイシックインカムの提案も、そこから出ているような気がする。

さあ、どうなりますか?

image by: StreetVJ / Shutterstock.com

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