もっとも、検温をしないよりした方がいいでしょうけど、大切なのは感染予防の徹底です。当たり前ですが。特に機内の感染対策はとても重要。「飛行機の中で誰とも話さないのだから、マスクなんてしなくていいだろ!」と考える人もいるようですが、飛行機に乗る際はマスクが感染予防に最も効果があることがわかっています。
IATA(国際航空運送協会)が10月8日に公表した調査結果によれば、航空旅行に関連すると考えられる「新型コロナウイルスの報告事例」は2,700万人に1件でした。2020年初頭からの総乗客数が約12億人だったのに対し、確定例、高度疑い例、潜在例を含む感染例は44件で、その大多数は「機内でのマスク着用が浸透する前に発生したもの」だったこともわかっています。
たとえ未報告の事例が含まれていたとしても、2,700万人に1件という数字は極めて安心できる数字です。マスクを着用すれば安心度は相当高くなりますし、乾燥対策(機内は乾燥しています)にもなります。
年末年始、様々な事情で移動をする人も多いことでしょう。くれぐれもマスクを着用し、感染しない、感染させない心遣いをお忘れなく!蛇足ではありますが…、私が「息抜きの楽しみ」にしている運動施設では「濃厚接触者」が出てしまい、年明けまで全面クローズとなってしまいました。換気、消毒、もちろんマスク着用も徹底していたのに、「濃厚接触者に指定されてしまった」という人がいるだけで、唯一の楽しみまで奪われてしまいました。
致し方ないこととは思いつつ、残念な気持ちは消えません。
みなさんのご意見、お聞かせください。
image by: EQRoy / Shutterstock.com