コロナ禍で判明。日本人から知ぬ間に削られてしまった「ある力」

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いかに家事の効率化や省力化をしていくか、という方向を重要視してきたと言える現代の家事。しかし、無料メルマガ『システマティックな「ま、いっか」家事術』著者の真井花さんは、自身もそうした方向で家事をおこなってきたものの、今年は「本当にそれでいいのか」と自問自答したそうです。そのきっかけは、あるものが「削られる」ということに気がついたからだそうですが、その「あるもの」とは何なのでしょうか?

削ってきたもの

さて、本日は今年の反省を込めて、のお話。

いや~、もう数年来家事系メルマガを書いてきているんですが今年ほど

・これはマズかったんじゃないのか

と反省した年もありませんでしたね。

これまでずっと、まあ、この数年の話ですが、家事は

・効率化
・外注化
・時短・省力化
・軽量化
・最小化

の方向性でした。いかに短い時間で多くの家事をこなすのかというこですね。言葉やネーミングはいろいろ違いましたが、根本的にはこういう方向性で、ここは完全に一致していました。

それというのも、これまで家事には

・大量すぎる労力

が投入されてきたからです。しかも、その労力を提供する人が家庭内で偏っていたので、いや、はっきりいえば成人女性だけだったので、その大変ゆえに成人女性の社会的な生活を摩耗させるほどだったんです。このため、労力を省く方向で家事を捉え直していくのはとても重要なのです。いうなれば、家事の中にある

・ムダを削減

するということだったんです。

でもね。これが本当だったのかなと思い直しているんです。

数年、十数年前に比べて、家事の時短化、効率化は進みました。家電も改良されたし、個人のスキルも上がった。ノウハウもSNSなどでたくさん検索できます。ところが

・あんまりラクになってない

ですよね?いや、多分あんまりどころか全然なんじゃないでしょうか。

理由は簡単で、効率化が進んだ以上に

・やることが増えている

からです。これ、気がつきにくいんですけどね。かつてやらなかったのに、今はやるものだと自然に認識されてしまっている家事ってあるでしょ。ソレです。

・ハロウィーンの仮装衣装の準備
・子供の習い事のための送迎
・フローリングのワックスがけ
・ワンコの歯磨き
・ゴミの分類
・療養食の料理

などなど。これ以外にもデジタル機器関連はどんどん増えている家事のひとつでしょう。

本来、空き時間を作るために効率化してきたのに

・空いた時間に他のことをしている

んです( ̄∇ ̄) いや、あるある。分かる分かる。ダメダメ。

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