コロナ禍で判明。日本人から知ぬ間に削られてしまった「ある力」

 

家事の中で削減してきたもののお話でした。

過去数年、数十年の間、家事はどんどん省力化されてきした。それは、家事がきわめて重労働で、専属の人を配置しておかないと回らないくらいだったからです。なので、どんどん省力化効率化外注化されていったことは、

・とても良い

ことだったと思います。

ところが!ですよ。どうもそれが行きすぎた気がするんです。新型コロナの感染拡大で、StayHomeが叫ばれた今年の春先。

自力で家事を回す必要がないくらいまで、削減されていた都会の家事力は、文字通り

・回らなくなった

んですよ。ドコにも行けなくなり、物流が滞り、サービスの提供が受けられなくなったからです。

これね、ホントに思うんですが、省力化や効率化が

・家事力を低減させた

んですよ。そう、ここ数年、数十年で削ってきたものは、ホントは

・家事能力自体

だったんじゃないでしょうか。繰り返しますが、過重すぎる家事労働は削減されるべきでした。ところが、必要な家事能力まで削減されてしまったのではないかというお話なんです。

効率化は、そもそもグランドデザインというか、大きな計画みたいなものがあって、それに沿った形で行われてこそ意味があるものです。そうしたものがない場面で効率化を行うと

・一手間でも5分でも

削る方向性になってしまいます。まあ、目標額を決めない節約みたいなモンですよ。1円10円の安さを求めて遠いスーパーに出かけるみたいな。

で、結果として、

・手間ヒマは削減すべし

ってことになって、がんがん外注化効率化されてしまったんです。それが、今回の新型コロナみたいな極限状況では家事能力のなさが生活自体を脅かす形で出現したんです。

これは、自分の人生の中で家事をどう位置づけているのかみたいな、ちょっと抽象的で分かりにくいことを

・考えずに目の前のものだけを変えようとするから

だろうと思います。こういうメルマガを書いているものとして反省しましたね。

2020年ももう終わり。来年は、家事やモノと適切な距離でつきあいたいですね♪

image by: Shutterstock.com

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食べるのは大好きだけど、作るのは超苦手。棚拭きとアイロンがけが何より嫌い。そんな家事オンチだった私がソレナリに家事をこなせるようになったワケ。家事全体を見渡して、最小の手間で最大のリターンを得る、具体的なシステムをお知らせするメールマガジンです。

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【著者】 真井花(まないはな) 【発行周期】 週3回(月水金)刊

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