ママ友作りもできない「コロナ禍の子育て」で気をつけたい3つの事

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ただでさえ初めての育児は不安がいっぱいなのに、新型コロナウイルスの感染が心配で、ママ友も作りにくく、一人で大きな不安を抱える新米ママさんが多くいます。メルマガ『子どもを伸ばす 親力アップの家庭教育』にも「自信がない」という相談があり、著者の柳川由紀さんは「完璧を目指さず楽しんで」と子育てで意識したい3つの基本についてアドバイスを送ります。

初めての育児。基本は愛情、自信、思考力

Question

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夫の転勤により、昨年暮れに、知り合いがいない地域に引っ越しました。コロナ禍で外出もままならず、初めての育児でママ友を作る機会もなく不安です。子育てにも自信はありません。(9ヶ月の娘のお母様より)

柳川さんからの回答

知り合いのいない地域ではとても心細いですね。しかも、初めてのお子様となればなおさらです。まずは、お子様の10ヶ月健診で、保健師さんにご相談してみるのが、月例の近い子どもを育てる方と知り合う機会の一つになるかもしれません。

初めての子育てに最初から自信を持っている方はいません。完璧を目指さず、楽しんで子どもを育てていきましょう。子育てで気をつけたい基本の3つをお伝えします。

1.無条件の愛情を与える

お父さんやお母さんに抱きしめられている、いつも笑顔を向けられている、優しい声で話しかけてくれる、そうした愛情をかけられた体験は、子どもの心の栄養になり、力になります。そして、子どもの自己肯定感も育ちます。見返りを求めない無条件の愛情を注ぎましょう。

2.自信を持たせる

子どもの「自信」を強くすることが出来れば、子育ては9割成功したと言っても良いでしょう。「自分は出来る」という自信が、環境が変わっても、大きな課題が立ち塞がっても挫折を味わってもへこたれない、そんな強さの源になります。

「自信」には2種類あります。1つは、子ども自身では獲得できない、「親から受けた愛情による自信」です。これは、「自分は愛されている」「守られている」「存在価値がある」という安心感から来る自信です。

もう一つは、成長過程でつけていく「自分で獲得する自信」です。習い事などを通し「自分はできる」「達成できた」という経験から自分の努力によって得られる自信のことです。

3.考える力をつける

今、世界の教育の主流は、「ソフトスキル」に移行しています。知識を教えることよりも、答えのない問題にどう取り組むのか、どう答えを導き出すのか、という「考える力」を養うことに注力しています。時代の変化に対応するには、「考える力」が必要なのです。

親として、普段から「じゃあ、どうしたらいいと思う?」と考えさせる語りかけが大切です。子どもの考える力を養うために、親も考えましょう。

家庭教育アドバイス…「コミュニケーションを図る」

今後子どもたちが社会で活躍するには、日本人同士だけではなく、多様な生き方をするダイバーシティ(多様性)を意識する必要があります。どんな地域に住んでも、様々な文化や考え方が生まれます。そうした状況では、「意思疎通が図れること」「人間関係を作れること」が求められます。

だからこそ、どんな環境になったとしても、信頼関係を構築できるようなコミュニケーション能力が必要なのです。親が子どもの手本となり、コミュニケーションを図ることを伝えていきましょう。

image by: Shutterstock.com

家庭教育アドバイザー 柳川由紀この著者の記事一覧

家庭教育のプロとして、教育相談員の経験を生かしながら、親としての接し方のコツをお伝えします。子どもは、親のサポートの仕方でずいぶん変わります。子どもの能力を最大限に引き出せるよう、まずは親力をアップさせましょう。専門である教育心理学、家庭教育学をベースに家庭の中でできる「子どもを伸ばすためのコミュニケーション術」を「親の力」に視点を置き配信予定です。乳幼児、小学生、中学生、高校生、大学生など発達段階に応じた子どもへの声掛けを具体的にご紹介します。

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【著者】 家庭教育アドバイザー 柳川由紀 【月額】 初月無料!月額508円(税込) 【発行周期】 毎月 第1月曜日・第2月曜日・第3月曜日・第4月曜日(年末年始を除く) 発行予定

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