「会話泥棒」トークの主導権を奪う面倒な人間に自分がならないための対策

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こちらが話をしているのにいつの間にか「主語」を乗っ取られ延々と相手の話を聞くことになり、モヤモヤとした気分だけが残ってしまうという経験、お持ちではないでしょうか。このような相手の行いを「会話泥棒」と呼ぶのは、接客販売コンサルタント&トレーナーの坂本りゅういちさん。坂本さんは無料メルマガ『販売力向上講座メールマガジン』で今回、仕事の現場で自身の「会話泥棒的行為」を厳に慎むべき訳を記しています。

会話泥棒にならない

実際にどう呼ぶのが正しいのかはわかりませんが、「会話泥棒」と私が呼んでいる行動があります。これは自分自身も本当に気をつけないといけないなーと思っていることでもあります。

「会話泥棒」とは、相手の話の主導権を勝手に取ることを指しています。例えば、

「最近、京都に旅行に行ってね。嵐山に初めて紅葉を見に行ったんだけど…」

と誰かが話しているところで、

「嵐山いいよね!私も何年か前に行ったんだけど、あのあたりの景色がすごくいいんだよね~」

みたいに、相手が話をしている最中にさも自分の話題かのように話をしてしまう。また別のパターンでは、相手の話を勝手に「それはつまりこういうことだよね」と、まとめてしまうような場合もあります。

以前放送されていたテレビ東京の『ウレロ』シリーズの中でも、早見あかりがバカリズムの話を途中で奪っていくのがすごくうまいということをネタにしていた回がありました。それを見て「あるある」と思いながら笑っていましたが、実際にやられるとすごくイラッとするのが会話泥棒です。

あなたの周りにもそういう人っているのではないでしょうか? 話をしている最中で、「それって私も同じことがあってさ~」みたいに自分のものとして話をしだす。話している最中なのに、「それはつまりこういうことなんでしょ? だったらこうすればいいよ」と、いきなり話をまとめだす。どちらにしても、自分の話の主導権を相手に奪われた感覚になるので、話をしている側はとてもイラッとしてしまいます。

これがまだ友達同士とかなら、挽回の余地もあるとは思うのですが、こと接客中となると、なかなか厄介です。

お客様のニーズを聞き出そうとしている時や、お客様が何かについて話をしてくれている時に、つい自分の話をしてしまったり、ついお客様の話を要約してしまおうとすると、それが会話泥棒状態になってしまって、お客様の話す気を無くさせます。そうなると、質問にも答えてもらいにくくなるでしょうし、何より、仲良くなるための会話がしづらくなってしまいます。

主導権を販売員側が握るのはできればやりたいことなのですが、それと会話を奪うというのは、またちょっと話が違います。

私も、特に妻と話をしている時などは、ついつい「それはつまりこうでしょ」と話をまとめたくなってしまいます。相手の話を最後まで聞くのを待てないと、会話泥棒になりやすいのです。

時間に焦りがある時などは非常に起こりやすいので、注意をしておきたいですね。

今日の質問です。

  • 会話泥棒とはどういう状態を指すと思いますか?具体的な例を思い浮かべてみましょう
  • 会話泥棒にならないようにするためには、どんなことに気をつける必要がありますか?

image by: Shutterstock.com

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【著者】 坂本りゅういち 【発行周期】 日刊

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