冬は犬猫の泌尿器トラブル急増。獣医師が教える飲水量を増やすひと工夫

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冬は人間だけでなくペットも運動量が減り、水を飲む量も減ってしまいます。それが泌尿器のトラブルにつながると教えてくれるのは、獣医師の佐藤貴紀先生です。先生は自身のメルマガ『佐藤貴紀のわんにゃんアドバイス』で、少しでも多くの水分を摂取させるために、ペットの食事の際に加えたいひと工夫を教えてくれます。

冬に多い犬や猫の泌尿器トラブル!飲水量を増やす方法

冬に多い、犬や猫の泌尿器のトラブル。なぜ寒い時期は泌尿器トラブルが増えるのでしょうか?今回は「泌尿器」についてご説明しようと思います。

1)「泌尿器」について

泌尿器とは、尿や排尿に関わる器官の事を意味します。例えば、腎臓・尿管・尿道・膀胱などのことを指します。泌尿器疾患は、それにまつわる病気の事を意味し、尿石症、膀胱炎慢性腎臓病などが、あげられます。

寒いと犬も猫もあまり動かなくなり運動量が減少します。お水をあまり飲まなくなります。お水を飲まなくなると、身体の中の水分が減りますからおしっこの量も減ります。そうなると、身体はおしっこを出そうと腎臓を動かそうとします。慢性腎臓病になる可能性が出てきます。予防の為には水分をとる必要があります。どうしたらいいのでしょうか?

2)水分をとるために出来る事

ウェットフードを使う
ウェットフードはドライフードより水分を含んでいるので、水分補給には最適です。そこにさらにお湯を足して、温めてあげると匂いもたって、水分もとれるようになります。

おやつの煮干しやシャケのジャーキーでスープを作ろう
おやつの煮干しやシャケのジャーキーをお水を入れて一煮立ちさせましょう。おやつの煮干しやシャケのジャーキーを取り出し細かく刻み、ぬるま湯くらいの温度になったら、お皿に載せてあげてください。

★まとめ
寒さが身にしみるこの時期は人間も体を壊しやすいです。大切な犬や猫が泌尿器のトラブルを起こさないように気をつけてあげてくださいね。お水を十分に飲んでもらう事。これがとても大切です。

image by: Shutterstock.com

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