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「時短」ありきに疑問。飲食店オーナー「時間制限より入店制限を」

6都府県に拡大し、31日までの延長が決定した緊急事態宣言。対象地域の飲食店に対しては20時までの時短営業が求められていますが、その効果を疑う声も少なくありません。では、「当事者サイド」はどのように受け止めているのでしょうか。今回のメルマガ『銀行とP&Gとライブドアとラムチョップ』ではライブドアの再建に尽力した経験を持ち、現在は港区と新宿区でラムチョップ専門店「ULTRA CHOP」を経営する高岳史典さんが、「怒りや憤まんを通り越して呆れている」とした上で、現在明らかになっているデータ等を根拠に2つの提言を挙げています。

サクッと提言 ~ 緊急事態とかまん延防止とか叫ぶならば

怒りとか憤まんとかを通り越して呆れている高岳です。

緊急事態とかまん延防止と叫びながら、やってることは主に飲食店の営業時間を20時までにするか21時までにするかだけと感じているのはこの日本で僕だけでしょうか?

そのせいで、飲食店はかえって密になり、スーパーとかも密になり、帰宅の電車も密になってると感じているのはこの日本で僕だけでしょうか?

とか言ってて、文句ばっかの野党みたいになるのも嫌なので、サクッと2つの私的提言を挙げてみたいと思います!

1)飲食店は時間制限じゃなくて入店人数制限を!

当たり前なのですが、飲食店の営業時間を無理に短縮すれば、その店に行きたい人がその時間までに無理に行こうとして、通常時ではありえない密が生まれます。

時短営業で、店内密度1.5倍に。データに基づく有効な施策を都に求める

ましてや、今回みたいに「20時まで」から「21時まで」そしてまた「20時まで」とかすると、すでに予約していたお客様を中心になんとかその時間に合わせようと、更に密を助長します。

そんなん想像できるやろ。

以前にもSNSで提案しましたが、時間制限ではなく入店人数を制限する方が効果的かつ飲食店も受け入れやすいと思います。

こういうと、ルール作る側の人は「時間制限は設定しやすいけど人数制限は実行しずらい」とか言いそうです。

そんなことありません。

単純に、お客様の間に空席(空きテーブル)を必ず確保する、でOKです。

これならすぐ実行できるし、アクリル板とかもいらなくなります。もっといい方法もあるかも。

なぜやらないのだろう…。

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2)公共の交通機関の席数制限とそれに伴う企業のリモートワークの徹底

このデータをごくふつーに見れば

ですよね。

で、ごくふつーに考えれば

ってなりませんかね?

尾身さんとか、「家庭」は結果でその前の「会食」に原因とか、無理矢理いってますが、そんなものはFACTのない想像に過ぎず、第一それならばその場合は感染経路を「会食」とすればいい。それが出来ないということは「会食」と紐付けられないからですよね?

なのになんでそんな無茶な想像をするのか。

交通機関や企業に発令するより、飲食店に発令するほうがそりゃやりやすいでしょう。でもその前提のFACTをゆがめてはいけないかと。

そこで提案。

公共の交通機関の人数制限をする。どうやって?まずは簡単に隣どうしに座るとき必ず席をあける。吊革もかならずあけて使う。

そんなことしたら通勤がもたないってか?その発想が逆でしょ。

ぎゅーぎゅーと詰めて立ち座りながら通勤してるのが異常です。このウィルス、接触感染するんじゃなかったですか?

なので、交通機関の制限に合わせて企業のリモートワークを徹底する。

日本のクラッシックな企業はいまだに驚くほど普通に出勤させてます。

おかしいから。人流を減らすんですよね?

なんでやらないんだろう…。やってほしいなぁ…。

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image by: StreetVJ / Shutterstock.com

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バブル末期の日本興業銀行、日本事業を飛躍させていたP&G、事件以降の混乱から再生へ向かうライブドア、そしていきなり飲食業界での起業。期せずして得た脈絡のないキャリアは、驚きと学びと挑戦の連続でした。今回はじめて、メルマガという形で「ここだけの話」を記していきます!

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