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リサイクルでは、資源系ゴミでは、分別がキーであるが、この分別にAIが登場して、AI組み込み機械により分別した資源チップが出てくるようになっている。これにより人件費を削減している。

このチップを加工すると、また元のペットボトルやナイロン糸にできるようになった。鉄、銅、アルミなどの資源も回収されてきている。レアメタルでもニッケル、インジウム、クロム、コバルト、モリブデンなどが成功している。その意味では、都市鉱山化が進んでいる。

しかし、この再資源化には、広く分散しているゴミを集める仕組みと、それを分別する企業、分別したチップを再資源化する企業の複数の企業の連携が必要になる。この連携でコストがかかるので、再資源化コストが高いことになっている。分別などの人件費削減、連携企業数の削減や大規模化によるコスト低減が必要だ。ここにはイノベーションが必要のようだ。

下水処理場も化学工場のようになっている。下水からリンを取り出して、農業肥料にするようである。下水から肥料を作るということは、江戸時代の糞尿を集めて肥料にしていたことの現代版を行っていることになる。

食品ゴミも飼料や肥料にできるので、ここでも分別が必要である。

しかし、再資源化は、大量のエネルギーが必要になる。このエネルギーを得るためには、太陽光発電を広範囲に行う必要がありそうだ。1つのアイデアは、半農半電を行い、畑に太陽光パネルを設置して、農業の採算性を高めることであろう。

というように、静脈系企業が最先端になってきたようである。この資源リサイクル分野は、エネルギー分野なども含めて、日本を大きく変えることになるようだ。江戸時代の完全循環型社会にするべく、大きく企業が知恵を絞っている。

10年前から大きく前進しているようだ。一歩一歩、完全循環型社会に近づいているようだ。日本の江戸化が進めば、その技術は世界展開できることになる。

さあ、どうなりますか?

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image by: 首相官邸

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