DX推進を決めた経営者が実践すべき、日報よりも効果的な「ハイパーアウェアネス(察知力)」活用法

 

経営改革を進める「7つの鍵」

経営改革を進める「7つの鍵」について、かいつまんでご説明します。詳しくはこちら(「経営改革を進める『7つの鍵』とは?」)をご覧ください。

第1の鍵:ビジョンと戦略の変更、全社員への浸透

経営改革を進めるには、現実を直視し、顧客、自社、競合の最新状況を踏まえて、会社のビジョンと戦略を考え直すことが出発点になります。

第2の鍵:既存事業の抜本的改善-詳細なアクションプランと厳しい進捗管理

ビジョンと戦略を変更したら、それに合わせて既存事業をゼロベースで見直しましょう。過去の成功にとらわれず、最速で立て直すためには、新しい方針をブレークダウンした詳細なアクションプランを立案する必要があります。

第3の鍵:複数の新規事業立ち上げ-リーンスタートアップ

既存事業の立て直しを全力で進めるものの、それだけでは延命が進むだけで、新たな収益源は見えて来ないでしょう。したがって、新しい時代に向かって新規事業を立ち上げていくことがどうしても必要になります。その場合、有効なのがリーンスタートアップのアプローチです。

第4の鍵:高度な経営支援能力の構築-経営改革推進チームの設置と実践トレーニング

既存事業の立て直しや複数のリーンスタートアッププロジェクトを推進するためには、高度な支援能力を持つ経営改革推進チームを設置し、あらゆる問題点を解決していく必要があります。

第5の鍵:幹部人材の把握と業績・成長目標の設定、成長への取り組み-人材開発委員会

経営改革に際しては、最初に社内の人材把握を行い、成長加速プログラムに合意することが必要です。

第6の鍵:部下育成への意識づけとノウハウ共有-上司・部下の意識・行動改革

直属上司が部下に与える影響は大変大きく、上司によって部下は育ちもするし、苦しみもします。経営改革に際しては、会社の新方針・新しい経営のあり方を社長から下におろしていくため、上司が部下にどのように伝え、どういうメッセージを言葉や態度で発するかが非常に重要です。

第7の鍵:コミュニケーション改善-ポジティブフィードバック、アクティブリスニング徹底

最後の鍵は、コミュニケーション改善です。日本の会社の文化なのか、人をほめると損だと思ってでもいるかのように、部下をほめません。部下を叱ってなんぼ、と思っている人もいるほどです。この点は根本から見直す必要があります。

これらの1つか2つだけ取り組む経営者は多いと思いますが、それでは全く足りない、動かしようがない、というのが私のポイントです。しかも取り組んでいる1つか2つに関しても、十分でないことがよく見られます。

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