なぜ、年収1000万超のサラリーマンは「電話をあえて無視する」のか

 

私はサラリーマン時代に、緊急ではないけど重要という業務から手を出していました。ですからこのタイプの業務が緊急になることはなかったんです。むしろ誰よりも先に手を出して、誰よりも時間を掛けて、そして誰よりも先に高いクオリティーで提出することを意識していました。

ところが多くの人は、締め切りの前日あたりに、つまり「緊急且つ重要」になってから手を動かすんです。その時には私は2回目の提出が終わっていて、さらにブラッシュアップすることを考えているわけですから、勝負になるわけがありません。

ところで、緊急だけど重要ではない業務の典型例ってなんだか分かりますか?それが電話です。電話って鳴りだしたら受話器を取るまでずっと、「緊急です!」って言っているようなモノなんですよね。ところが、拾ってみたら全然重要じゃない用件だったり。

ですから今では私は電話は取りません。というか携帯電話は寝室に置きっぱなしです。鳴っても無視します。後にヒマになってから、着信履歴を見て相手によって折り返しをするようにしています。そもそも緊急な用件なら、メッセンジャーとかLINEとかメールでも連絡をするはずですからね。どうしても私と電話で話をしたければ、メールで事前にアポを取るしかありません。

電話ってこちらの都合を考えずに、暴力的にこちらの行動に介入してくるじゃないですか。あれは非常に失礼な在り方ですよね。ですから私もできるだけ電話をしないようにしますし、重要な案件なら事前に他の手段で電話で話をしたいと打診をします。

ところが役所とか銀行って、電話とFAX以外の連絡手段を持っていないので、電話で私に近寄ってくるのはこの手の人たちばかりです。私は全く相手にしませんけど。

このあたり、事務所を持っていて固定電話を引くようなことになると話は変わるんですが、それでもサラリーマンの頃に私のデスクの電話が鳴ったら機嫌が悪くなりましたから。思考や作業を言語道断で中断させられることに、怒りを覚えましたから。しかも電話に出てみたらタダの営業コールだったなんてことになったら、その日は終日不機嫌でしたね。

緊急と重要のマトリックスが理解できると、このような重要ではない業務をやることのバカらしさが分かって、そういう業務を排除したくなりますから。

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【著者】 佐藤しょ~おん 【発行周期】 平日刊

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