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現役精神科医が教える、誰にも嫌われない“魔法のような”叱り方とは?

ビジネスでもプライベートでも、相手をどうしても叱らなければならない場面というのは出てくるものですが、怒る方も怒られる方も良い気分にはなりません。そこで、今回のメルマガ『セクシー心理学! ★ 相手の心を7秒でつかむ心理術』では、著者で現役精神科医のゆうきゆう先生が周りから嫌な顔をされることなく、また自己嫌悪にも陥らない魔法のような叱り方のルールを伝授しています。

誰にも嫌われずに「叱る」魔法のような方法

こんにちは、ゆうきゆうです。

みなさん元気でお過ごしでしょうか。

さて、みなさんは誰かを「叱る」というのは得意でしょうか?それとも苦手でしょうか?

「人を叱る」という行為は、誰にとってもハードルが高いのではないでしょうか。

人を叱ることによって、感情は煽られ必要以上に怒ってしまったり、相手にとって辛い言い方になってしまったり、後から、なんであんなことを言ってしまったんだろう、と反省したり…または叱ることで「嫌われてしまうかも…」と不安に思う方もいるかもしれませんね。

恋人でも夫婦でも、仕事関係の人でも

「これだけはどうしても言っておかなければいけない」
「叱らなければいけない」

そんな時がきたらどういうように叱ればよいのでしょうか。

ルールを決めて叱りましょう

ポイントは2つのルール

1.行動を規定する叱り方

とにかく行動をわかりやすく規定するという方法です。

例えば…

「もっと早くしてくれると嬉しい」
「もっとこのやり方をこうしてくれると嬉しい」
「こうしてくれると良いよ」など

アドバイス的な行動をメインに叱ると良いでしょう。

逆に…

「なんでこんなことしてくれないの」
「あなたは社会人失格だ」
「このやり方は絶対ダメでしょう」
「何で考えないの」

などアバウトな言い方やどう対処すれば良いのかわからないような否定的な叱り方はNGです。それにより相手はどんどんネガティブになっていきますし、心を閉ざしていきます。

罪を憎んで人を憎まず。

「あなたは行動さえ変えれば良いのだから」、という感じで、行動をもっとこうしてくれるかな、みたいに軽くアドバイス的な感じで叱ると良いかと思います。

悪い例:抽象的な表現や人格を不定する叱り方
良い例:相手の行動だけに絞った叱り方

「このミスで困ったことがあったので、これを減らせますか」のような、ミスをした行動のみをメインに叱り、人間性や人格を否定するようなことは止めましょう。

2.1分以内に終わらせる

可能であれば、叱る時間は1分以内にすることを心掛けましょう。

人間は叱られる時間が長くなればなるほど関係性が悪くなるものですし、叱っている側も何が言いたいのか分からなくなってしまうものです。

要点をシンプルにまとめて、一言二言で叱るとよいでしょう。

また、叱られている時間が長くなればなるほど、相手は恥をかいている時間もながくなります。

恥をかいている時間が増えると、叱られている側はそのこと自体を否定したくなります。また場合によっては口論に発展し悪循環が生まれてしまいます。

叱るときは1分、30秒ととにかく短い時間でまとめましょう。逆に言えばそれ以上は叱らないでおこう、と心がけておくと良いかもしれません。

辛い会話が長くなるのは、誰にとっても嫌なものです。ヒートアップしてしまい、何のために話しているのかもわからなくなり関係性ばかり悪くなってします。

ダラダラ長くなると、お互いにとってよくありませんね。

それ以上の時間が掛かってしまうようでしたら中座するなどの時間を作り、長い時間叱り続けないことを心がけましょう。

まとめ

相手のために自分のためにも

1.行動を規定する叱り方
2.1分以内に終わらせる

というルールを常に心がけましょう。そうすればあなたも「しかりマスター」になれます!

ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。

image by: Shutterstock.com

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【著者】 大和まや・ゆうきゆう 【発行周期】 週に1度、宝石が届きます。

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