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年収1000万にのし上がった男はなぜ、ベストな道を“敢えて”探さないのか?

人生で何かを目指す時、ベストとベターのどちらの道を進んだほうがいいと思いますか? 無料メルマガ『サラリーマンで年収1000万円を目指せ。』の著者・佐藤しょ~おんさんによると、ベターを繰り返したほうが効率がいいとして、その道を探し進むために必要な3つの力を紹介しています。

ベストではなくベターの積み重ね

人生で何かを目指す時に、ベストを目指すのは効率が悪いと思うんですよ。ベストってナンバーワンなわけで、これ以上はもう無いよというところのことですよね。そんな唯一のモノを見つけ出すことができる確率は低いわけですよ。

というか、なぜベストでなければならないのかが分かりません。

だって今よりも良くなれば、それは何らかの利得を手にしたということなんですから、それで問題ないと思うんですけどね。

だから私は人生では、ベストではなくベターを追いかけるようにしています。もちろんたまたま偶然、あれがベストだったということは、結果論として後から分かることがありますよ。でもそれはあくまでも事後判明するだけで、事前にはあれがベストなのかどうかは分からないわけです。

でも、ベターなのかどうかはすぐに分かりますよね。今の情況や状態がハッキリしていて、それよりも良くなりそうなこと全てがベターなんですから。

事前に、これは今よりもベターな道だなと分かったら、とりあえず走ってみるわけ。そして走りながら、

 ● ここからさらにベターになる道は無いかな?

と探すわけですよ。

つまりこれはベターの繰り返しです。ベターな道を何度も何度も繰り返す、積み重ねることで、結果はドンドンとベストに近づいて来るわけです。私が狙うのはいつもこれです。

最初からベストを目指すよりも、ベターを積み重ねてベストに近づける方が遥かに効率的で、リスクが少なく、上手く行くんですよ。

もちろんこれは、最初からベストを狙うよりは(狙えると仮定して)、遠回りすることになるんですが、ベストな道を見つけることの難しさを考えたら、こちらの方が気楽に、歩けると思うんですよね。

これができるためには、

 ▼ ベターな道なのかを見極める目 と
 ▼ ベターだと思われる道にスイッチする意志
 ▼ ワースな道だと分かった時にすぐに損切りをする勇気

の3つが必要です。

いつまで経ってもベストな道を模索するだけで、前に進めない人っているものですが、彼らはこの3つを持っていないんです。だから一発で上手く仕上げようとベストを模索するわけで、しかしベターな道すら見極められなければ、ベストの道が見つけられるはずもなく、3年経っても同じところに立ち続けながら、

 ■ どうやるのがベストなのかを考えているんだよねぇ

みたいなヌルいことを言うわけです。

ベストな道が見つけられたとしても、時代がこれだけ早く流れているんですから、それが陳腐化する速度も速いわけで、そうなったら今まで掛けた時間がムダになる可能性だってあるわけですよ。

だったら目の前にある、ベターだと思われる道を辿り続けた方が良いと思うんですけどね。

今日のネタは比喩が多くなったので、自分の人生に於いては具体的に何がベストな道で、何がベターな道なのかを一度振り返って、これからの方策を考えたが良いと思いますよ。

image by: Shutterstock.com

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【著者】 佐藤しょ~おん 【発行周期】 平日刊

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