今年こそはと新年の目標を立てたものの早くも挫折してしまったという方、少なくないかと思われます。そんな皆さんに諦め癖をつけないための方法を紹介しているのが、数々のベストセラー著書を持つビジネス作家で、起業家の顔も持つ岡崎かつひろさん。岡崎さんはメルマガ『岡崎かつひろの『好きを仕事にするための本当の考え方』』で今回、物事を続けるコツと、目標達成率が4割アップするという「とあるルール」をレクチャーしています。まだまだ1月、やり直しは十分に利きますよ。
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目標を掲げた人が諦めるまでに挑戦した平均回数0.8回が示していること
習慣化する時に大切なことは「習慣化しようとしない」ことです。「え、習慣化しようとしたらだめなの?」と思うかもしれませんが、無理に続けようとするとそれこそが挫折の原因になります。
「目標を掲げた人が諦めるまでに挑戦した回数平均挑戦回数」は何回か知っていますか?
答えは、0.8回です。これは『思考は現実化する』の著者ナポレオン・ヒルが3万人を対象にして行った実験結果です。
0.8回というのは、ほとんどの人は1回も挑戦しないでやめてしまいます。「やってみたい気持ちはあるんだけど、どうせできないし、やらなかったら挫折もしないからね」といって挑戦しません。
逆に、一度でも挑戦したことがある人は、いろんなことに挑戦しているはずです。なぜなら、これまでにいろんなことに挑戦し、失敗もたくさんしているでしょうが、それと同時に成功体験も多いからです。
よく「自分は3日坊主で何も続かないんです」という人がいますが、平均挑戦回数が0.8回ということを考えると、3日坊主は最高だと思いませんか?
そもそも挑戦したことがすごいし、それが3日も続いたこともすごいことだと思います。
人は諦めた時ほど快感を得る!その理由は?
実は、挑戦を諦めた時、人は充足感を得ます。これを「諦めによる欲求充足」といいます。どういうことかというと、人は何かに挑戦しようと決めた時に充足感を感じますが、それと同じか、もしくはそれ以上に充足感を感じるのは、諦めた時なんです。
「これでもうしなくてよくなった!」という開放感があるのです。この諦めによる欲求充足というのは非常に危なくて、物事を3日でも続けて「つらい」「大変だ」と思っている時に「やめた!」となれば、かなり気持ちが楽になります。
同時に、「諦めるってこんなに気持ちいいんだ」ということを潜在的に知ってしまい、何かやるたびに諦め癖がついてしまうのです。ここで諦め癖がついてしまうと、「どうせ自分は諦めるから」と思って、挑戦すらしなくなっていくのです。
これは非常に危険です。
じゃあ、こんな時はどうしたらいいか。
「3日間続ける」ことから始めてみる
こんな時は、諦めてしまう可能性も考慮して、スモールステップで目標設定をすることです。
たとえば、「毎日筋トレを続けよう」ではなく「3日間筋トレを続けよう。それができたら今度は4日間続けよう。1週間続いたら2週間続けよう」というように、目標設定をできるだけ細かく、達成しやすいものにしておくこと。
また、仮に続けられない日があったとしても自分を責めないこと。
たとえば、2、3日やりました。次の日に1日休んだとします。その時に「あー、俺は休んでしまってダメな奴だな」と考えると、自分を傷つけてダメになってしまいます。
そんな時は「人間だもの」と、ダメな自分を受け入れることです。
「人間だから駄目なこともあるよね。でも、今日はダメだったけど、もう一度明日挑戦してみよう」と思うこと、大事ですよ!
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目標達成率が4割アップ!「if-thenルール」とは
習慣化しようとした時、「習慣化したい行動」だけをやるよりも、「すでに習慣化していること+新しく習慣化したいこと」を紐づけるとうまくいきます。
たとえば、「毎朝起きたらコップ1杯の白湯を飲んでデドックスをする」ということを習慣にしたい場合、それに紐づけする行動を探します。たとえば、「朝起きたら歯磨きをする」ことがすでに習慣になっていたら、歯を磨く前にお湯を沸かし、コップに入れる。歯磨きが終わってちょうどいい温度にお湯が下がったら、1杯の白湯を飲む。
この「AしたらBをする」という行動を「if-thenルール」といいます。
この「if-thenルール」は、心理学者ピーター・ゴルヴィツァー氏によって研究されたものです。ピーター・ゴルヴィツァー氏が勤務先のニューヨーク大学の学生を対象に目標達成のための実験を行ったところ、「if-thenルール」を取り入れたことで目標達成率が4割も上がったといいます。
うまくいかない時のことを想定して動く
物事を実行する時に大切なことは、「うまくいかない時のことを想定して動く」ということです。たとえば、モチベーションが下がったり、仕事で疲れていて「やるべきこと」ができなかったりする時はどうするか。
そんな時は「最低限これだけはやろう」ということを決めておくのです。
たとえば「毎日自宅で筋トレする」と決めていた場合、毎日決めたメニューすべてをこなすのが難しい時もあります。そんな時は「最低ダンベル上げだけでもしよう」と決めておくこと。できれば5分以内に済むなど、本当に簡単なことがいいですね。大切なことは、いかに途切れさせないかということなので。
もちろん、さきほどお話したように休んでしまう日があってもいいですよ。いいけれど、「最低限これだけはやろう」ということを決めておくと、続けやすくなります。
これは飲食店の経営でも同じです。飲食店の場合は、通常「晴れた日」を考えて営業をしますよね。しかし、雨の日は、お客様が来なくて暇になることがあります。そんな時はただ時間を持て余すのではなく、「雨の日にやるべきこと」をあらかじめ紙に書き出して貼っておく。
新メニュー開発でも、普段利用してくれているお客様へのお礼状でもいいでしょう。暇だったら「これをやる」ということを最初に決めておくと、ちゃんと行動できます。
こういう小さな習慣の積み重ねが、後々大きな成功へとつながってくるのです。
(この記事は、メルマガ『岡崎かつひろの『好きを仕事にするための本当の考え方』1月17日号の一部抜粋です、この続きをお読みになりたい方は今すぐご登録ください。初月無料です)
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