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人生が豊かになる。著名人や文化人とFacebookで交流を深める方法

かつては望むべくもなかった著名人との交流ですが、今やSNSの普及で誰しもが彼らのとの繋がりを持つことが可能な時代となりました。そんな現代ならではのメリットを最大限に活かし、人生を豊かなものにする方法があれば是が非でも知りたいものですよね。今回のメルマガ『久米信行ゼミ「オトナのための学び道楽」』では、iU情報経営イノベーション専門職大学教授を務める久米信行さんが読者からの質問に答える形で、「人生の師匠」と決めた著名人とFacebookを通して結びつきを深める方法を、自身が講演時に用いているというレジュメを駆使しつつレクチャーしています。

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オトナの放課後相談室:SNSでの関係の深め方

Question

このコロナ禍になってから本格的にSNS(主にfacebook)をはじめました。

リアルで接点のある人とは、徐々に繋がってきましたが、そろそろSNSだからこそ繋がれる人(著者さんや文化人の方々)と交流したいと思っています。

ただ、コメントしたり、友達申請とか、ぶしつけで失礼なんじゃないかと思ったりもして、行動できずにいます。

久米さん流のSNS交流術やスタンスを教えて頂ければ幸いです。(埼玉県・45歳、男性)

久米さんからの回答

ググって調べて愛読し、同じものごとを好きになり、講演会や勉強会で会う

ようこそ、楽しきfacebookの世界へ。ご賢察の通り、facebookなど実名のSNSを上手に使えば、インターネット普及前には考えられないようなご縁に恵まれるでしょう。

今回のご質問は、私が講演する時の主要テーマでもありますので、講演で使うレジュメも活用しながら回答させていただきます。

まずは、私も実践してきたことですが、「この人みたいになりたい」と思える師匠を探しましょう。人生を豊かにするには「10人の師匠を探せ」が合言葉です。ご自身のこれからの人生を輝かせるために必要な知識・スキルを10項目選んで、それぞれの師匠を探すのです。

師匠を探すには、図書館なども活用して、それぞれのテーマに関する著書が異なる本を10冊選んで読んでみましょう。そこでピンと来た著者が見つかったら、その著書を3冊は読みたい ところです。

3冊読んで、この著者こそ師匠だと感じたら、ググってSNSなどで発信をしていないか探してみるのです。師匠はできれば、これから10年20年と付き合いたいので、まだ働き盛りでSNSや勉強会を熱心にやっている著者から選びたいところです。

私にとって良い師匠とは、その専門分野だけでなく、あらゆる分野に精通して、日々の生活もバラエティに富んでいて楽しそうな達人です。それは、著書だけでなく、facebookの発信などを見ればわかります。人生を楽しみながら道を歩んでいる雰囲気が伝わってきたら、きっと、ご自身もそうなりたいと感じるでしょう。

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この人の弟子になりたいと感じたら、やるべきことは、次の16箇条です。

ここでは、事前準備→お会いした時→直後のお礼→その後のつながり方の4ステップの中で「やるべきこと」をまとめてあります。

一番、大切なのは事前準備。ご縁が深まるかどうかは、実は出会う前に7割は決まっていると思うのです。相手の好きなもの・こと・ひとなどを調べて、共感して、それを好きになっておきましょう。

好きなことは、相手がfacebookなどをやっていれば、プロフィールや投稿を見ていればわかるはずです。しかし、もったいないことに、事前準備でfacebookを熟読することなく友達申請をする人も多いのです。

私なら、電線クラブなどを楽しんでいますから、電線の話をしてくれれば、またプロフィールに書いてあるような好きなミュージシャンや映画の話をしてくれれば、きっと友達になろうと思うはず。でも、そんな風に、事前準備の上で話しかけてくれたりメッセージをくれたりする人は、なかなかいらっしゃいません。

ですから、友達申請を申し込むメールやメッセージには、相手が大好きなもの・こと・ひとを私も好きだと言う想いを込めることが大切です。

私だったら、私を喜ばすために!?どのような文章を書くか一例を書いてみましたので、ご高覧ください。

まずは題名が大切です。著者が思わず読みたくなるように具体的な感動ポイントを書きましょう。間違っても「いきなり友達申請のお願い」と書かないように。

自己紹介も簡潔にしましょう。それでいて、著者と同じタイプの人間だと伝わるようにしたいです。例えば、私が観光地域づくりに関心が高いことは調べればわかるでしょうから、地元のことをfacebookで発信している人とつながりたいと推測できるはず。そこで、地元愛にあふれた自己紹介とfacebookへのリンクをつけておけば、自然な流れでSNS投稿を見てもらえて、最高の自己紹介になるでしょう。

続いて、自分が読んだ記事や本について、どんな記述が自分に響いたか、感想を書きます。これは著者が一番知りたいことなのです。さらに本を買ってくださり、ネットにレビューまで書いてくれたとしたら、これは大切な読者さまからのファンレターだとありがたい気分になるでしょう。

そして最後に、今後もfacebookで、著者の情報を紹介したい、シェアしたいと伝えられたら、これは友達にならなくてはと思ってくれるはずです(ただし5,000人の友達上限に達していなければですが。私はこの枠のせいでつながれなくてごめんなさい。Facebookの日本法人社長に逢った時、枠撤廃をお願いしたのですが、できないと断られました)。

私の場合、facebookを始めた当初は嬉しくて、誰にも彼にも友達申請を受け入れてしまったのですが、つながるだけつながっても、自分では発信しないし、私の投稿も読んでいない友達も混ざっているようで困っています。そんな悩みを抱える著者も多いと思います。しかし、ここまで本気のメッセージをくれるなら、むしろこちらから友達になりたいと思うでしょう。

最後に、追伸として、著者が一番好きなモノ・コト・ヒトに触れましょう。私ならジョン・レノンやイチオシカレー隠れ名店の話をされたら、うっとりしてしまいます。

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こうして、facebookでつながることができたら、ぜひ、そこで紹介された講演会や勉強会に参加しましょう。今なら、zoomで無料で気軽に参加できるものも多いですよね(ちなみに今週10日20時から、著者で私の師匠、橘川幸夫さんと私の対談があるので、よろしければご参加を。詳しくは告知欄に書いておきますね)。

講演会や勉強会では、最前列に座って傾聴し、真っ先に質問しましょう。zoomだったら終始、笑顔で顔出しします。私も講師をしながら会場のみなさんを眺めますが、最前列で目がキラキラしている人がいるだけで嬉しいですし、一番最初に質問してくださる方は本当にありがたいのです。その上で、講演後、駆け寄って、名刺交換に来てくれたら、嫌な気はいたしません。

ましてや、こんなことを言われたら感激するでしょう。

「いつもfacebookをフォローしている(友達になっていただいた)〇〇〇〇です。先日の〇〇の投稿は素敵でした。思わず、いいねとコメントをしてしまいました。今日は講演会があると知って、最前列でお話を伺えて幸せです。質問にも答えていただきありがとうございました」

そして講演直後に、今日の感激をfacebookに記事として投稿した上で、お礼メッセージやメール、住所がわかれば手書きのお礼状をお送りしましょう。

私の経験では、講演後にお礼メールやメッセージが届くのは100人聴衆がいても、せいぜい2~3人いれば良い方で、お礼状は1通届くかどうかですから、必ず印象に残るはずです。最後に「また講演会や勉強会があれば、ぜひ参加させてください。」と一言添える ことをお忘れなく。

あとは、facebookでの日々のおつきあいと、年に何度かの講演会や勉強会でのリアルなおつきあいで、末永く幸せな師弟関係、交友関係を続けてみてください。ぜひお試しあれ。

※ 大好評「オトナの放課後相談室」の他にも久米さんのコラム、さらに「毎月のお題」やなんでも歓迎「フツーのおたよりコーナー」に寄せられた読者の声に対する久米さんのお返事等々、圧倒的ボリュームでお届けする「読者参加型サロン」的メルマガ『久米信行ゼミ「オトナのための学び道楽」』は初月無料! ぜひこの機会にお申込いただき無料サンプルをご覧ください。

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image by: Shutterstock.com

久米信行この著者の記事一覧

1963年東京墨田区出身。87年慶応大経済卒。イマジニア新卒一期で飛込営業と株式投資ゲーム開発。88年日興證券でAI相続診断システム開発研修統括。91年家業の国産Tシャツメーカー久米繊維工業入社。94年三代目社長就任(現相談役)。97年日経インターネットアワード、05年経産省IT経営百選、09年東商勇気ある経営大賞等受賞。10年APEC中小企業サミット日本代表。20年開学の新大学iUでは起業家教育・地域創生担当教授。明治大、多摩大の授業や企業団体研修に即した25万部超の「すぐやる技術」シリーズ等著書15冊。内外情勢調査会等で毎年数千人に講師。東京商工会議所墨田支部副会長、墨田区観光協会理事、墨田区文化振興財団 評議員として地元振興。新日本フィルハーモニー交響楽団・NBS日本舞台芸術振興会・日本吟剣詩舞振興会 各評議員として文化芸術振興。

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