呉華錫教授が言っているように、現政権はことあるごとに民主だの正義だのと、さも自分が正義の王者のような態度でやってきている。表面はそうなのだが内実は全く違っていた。ちょっとでも政権に対する批判的なことをやるとすかさず圧力がかかってくる。まるで共産主義社会のようでもあり独裁国家のようでもある。
この政権による犠牲者は呉華錫教授以外にもあまたいる。その代表が尹錫悦(ユン・ソンヨル)「国民の力」大統領候補と言えるだろう。尹さんが検察総長時代に受けた、上からの目に余る(青瓦台)圧力は、筆舌に尽くしがたいものがあった。当時はまさかこの尹さんが大統領候補として打って出るなどとは思ってもいなかったが(これは尹さん本人も同じ)、国民のエールによって「しかたなく」候補として登場してくることになったわけだ。残り20日余りとなった。尹候補がやや優勢ではあるがまだまだ予断は許されない。ただ徐々に演説にも自信が見られるようになっている。最近はアッパーカットセレモニーが尹さんのトレードマークとなっている。行く場所場所で、多くの人だかりがあり、そこでアッパーカットセレモニーをやると、居合わせた人々は大いに喜び拍手を送っている。人気は日増しに増大しているといって間違いない。
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