ドラマや映画では定番の職業である「探偵」ですが、普通に生活している人にとってはなかなか身近な存在ではありません。とはいえ、もちろんきちんと存在する仕事で、従事している方たちも多くいます。そこで今回は、メルマガ『探偵の視点』の著者で現役探偵の後藤啓佑さんが知られざる探偵という仕事の中身をご紹介。探偵の会社の中には2種類の担当があると語っています。
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探偵事情:調査員と相談員
このコーナーは、主にリアルな探偵事情や離婚についての知識をお伝えします。
今週は、探偵の内情「調査員と相談員」をお届けします。
実は探偵の会社の中には、「調査員」と「相談員」の2種類の仕事や役割があります。それぞれどんな仕事内容かと言うと
「調査員」・・・現場での調査を担当。カメラやレコーダー等の機材を駆使し、事実を記録していく。いわゆる証拠収集。その後に調査報告書(これが探偵の商品となる)を作成し、相談員と共有する。
「相談員」・・・お客さんとのやりとりはもちろん、調査資料(調査をする上での情報をまとめたもの)の作成や調査スケジュールを組んだりと調査の準備を行う。調査員から得た調査報告書をもとに、お客さんの悩みを解決する。
このように役割が異なります。実際の流れとしてはこうです。
- お客さんから相談員へ相談。
- 相談員がまとめ、調査スケジュールを組む。
- 相談員から調査員へ、作成した調査指示書を元に作戦を伝達。
- 調査員が調査する。
- 調査員は作成した調査報告書を相談員へ。
- 相談員は調査報告書をもとにお客さんへ解決方法を提案。
調査と言っても、様々なステップがあるわけですね。上記の流れ以外にも様々な準備や調査があるのですが、基本的なものはこういった流れとなります。
意外と、分業でやっているところも多いですね。特に、大手と呼ばれるところは完全分業制なのではないでしょうか?
もちろん、1人で1~6までやっている探偵の方も多くいらっしゃいます。
ただ、個人的には、「探偵」と呼ぶのは「調査員」と「相談員」の両方のスキルを持っている人なんじゃないかなと思ってます。
相談だけできる探偵は、カウンセラーと変わりがないですしね。調査現場のリアルな経験をもとに、お客さんのトラブルを解決する。それこそが探偵なのではないでしょうか?
以上、意外と知られていない「調査員」と「相談員」でした!
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