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くら寿司から“黒いネタ”が次々と誕生?有給取得を拒絶&相次ぐ疑惑で大炎上、ブラック体質が蔓延する深い闇

大手回転ずしチェーン「くら寿司」のパワハラ告発が止まらない。複数の従業員の証言から、有給休暇を取得しづらい環境に置かれていたことが報じられるなど、まさに疑惑のオンパレード。どこまでが真実なのかは不明だが、これだけ社員からの不満が噴出すれば、今後もさらに新たな疑いが明らかになるかもしれない。

有休なしは当たり前?次々と明かされるくら寿司の実態

くら寿司の有休拒絶の実態を5月19日の週刊文春が生々しく伝えた。有休は「半年間継続して雇われている」「全労働日の八割以上出勤している」という2つの条件があれば、正社員、パート区別なく、与えられた権利だ。

2019年の改正により会社は年次有給休暇が10日以上の全ての労働者に対し、毎年5日間有休を取得させることが義務化された。

ところがくら寿司にはまだその法律が“浸透”されなかったようで、副店長がアルバイトに有休の存在を教えると、店長から叱責を受けたり、そのアルバイトが有休取得を希望しても「勤務態度が悪い」と拒絶されたりしたという。

その他、ノロウイルスに感染して一週間休んだときに有休を勝手に使われたり、約3年間の在職中に一度も有休を取得できなかったなど、複数の証言から常態的に有休を取れない環境であったことが記事の中で浮き彫りとなった。

ここのところ、くら寿司に関する好ましくない実態が次々と明らかになっている。

人手不足のために店長が自腹を切ってバイトを雇う「自爆雇用」も複数の店舗で行われていたことが発覚。

さらに、勤続11年の埼玉県のパート職員は入社以来ずっと社会保険の加入を希望していたが、「枠が埋まっているから」との理由で拒絶されたと、こちらも過去の週刊文春で明らかになっている。

社会保険の加入は従業員の希望によって取得するものではなく、事業者側の義務であり、くら寿司のような規模の会社のパートの場合、一定の雇用期間や労働時間がある場合は会社側が被保険者である届け出を出す義務がある。

プライム上場の会社が当然そのことを知らないはずがなく、意図的に社会保険外しを行っていると思われても仕方がないと言えそうだ。

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報道を一切認めないくら寿司の闇は深い?

くら寿司は「スシロー」「はま寿司」のライバルチェーンの約半分の人員で同規模の店舗を運営しているとされ、労働基準法に抵触する体質にならざるをえない状態になっているかもしれない。

半分の人員にしわ寄せがいき、必然的にブラック体質になっているようである。

昨今、次々とパワハラやブラック会社が告発されているが、くら寿司は全ての告発を完全否定している。

騒動の発端となった店舗内駐車場での店長の焼身自殺でも、上司のパワハラが原因と目されていたが、会社側は「店長の個人的な事情」と断定し、会社との関わりを認めなかった。

その他のパワハラや労働基準法への抵触の訴えも同様で、くら寿司側は「法令に基づいて労務管理を実施している」と応え、さらに週刊文春の報道は真実ではないと、真っ向から対立している。

大スポンサー「くら寿司」に忖度があるのか、くら寿司関連の報道はテレビでは一切報道されない。

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くら寿司の闇を知らない消費者も多いこともあり、くら寿司の営業は好調のようだ。どこまで真実かは不明だが、闇をあぶり出すには、動画や音声などの従業員側からの動かぬ証拠が必要だろう。

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image by : shutterstock

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