温厚なイメージが強い女優の石田ゆり子(52)が珍しく激怒した。一部で報じられた米倉涼子(46)との“共演NG”報道について「全く根も葉もないこと」と真っ向から否定。そのきっかけとされるのはジャニーズ系俳優の存在だが、なぜ石田はここまで怒りをあらわにしたのか?芸能記者歴30年のベテランジャーナリスト・芋澤貞雄さんがその真相に迫ります。
芸能界に“共演NG”は存在するのか?
石田ゆり子が『女性セブン』が報じた“米倉涼子と共演NG”という記事内容をインスタグラムで完全否定しています。
あまりこういうコメントを出すのもどうかと思いますが、全く根も葉もないことを書かれて、勝手に共演NGと言われるのは非常に困ります。本当に困ります
人気芸能人…特に石田のようなタイプの芸能人が、報道されてから時間を置かずにダイレクトに反応するケースは極めて異例と言っていいでしょう。よっぽど怒り心頭…我慢ならなかったのでしょうね。
実は石田と『女性セブン』の小競り合いはこれが初めてではありません。2年前にも、石田は今回のように同誌の記事に激しく噛み付いていたことがありました。
その時は「石田ゆり子 年下デザイナーと中華料理店でお見合い撮」という記事でした。石田はインスタで
あの…ほんとにそういう、根拠のない記事を書くのをやめてください。もう、呆れるしかないです。なんというか、言葉もありません
と反論していました。“2年経ってまた?いい加減にして下さい!”というところでしょうか。
さて、ファンならずとも気になる真相ですが、厳密に言えばこのような決まり事は存在しないと言えるでしょう。
ただ、ドラマやバラエティ番組のキャスティングに際し、スタッフの間で一定の配慮がなされることだけは間違いないでしょう。
タレント本人の意思とは全く関係無く、マネージメントする側や番組製作者が勝手に気を使って共演を遠慮してしまうというパターンです。
石田の今回の背景には、こんなデリケートな舞台裏が隠されているのです。
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岡本健一よりも気になる息子・圭人と人気女優の関係
現実にタイムラグがあるとはいえ、ひとりの同じ相手と恋に落ちた者同士が長い時間をかけてドラマを収録するとなれば、知らない間に何となくギクシャクしてしまうのは人間の摂理でしょう。
当人同士はそんなことは全く有り得ないのかもしれませんが、トラブルが発生する前に先手を打つのがマネージメントする側の鉄則と言い換えてもいいでしょう。
ここで改めて説明するまでもありませんが、今回きっかけとなっている“ひとりの同じ相手”というのは、元ジャニーズ事務所所属(現在はエージェント契約)のグループのメンバーで、息子・圭人も同事務所所属の岡本健一です。
『女性セブン』の“恋人かぶり”という活字を見ながら、私は昨年夏の東京芸術劇場での舞台『Le Fils 息子』のことを思い出していました。
この舞台は岡本と息子・圭人の親子共演が演劇関係者の間でちょっとした話題になった作品です。私も時間を見つけては稽古場に度々足を運んだものです。
今でも目をつぶると、稽古場から漏れてくる圭人のハツラツとした声の響きが蘇ってきます。2年間のニューヨーク留学は伊達ではなかったということでしょうか。
この時の私の目的は、圭人と恋愛関係にあったと言われていたある人気女優との接触を確認するためのものでした。
会場でも、客席にいる若い女性たちの姿が気になって気になってしょうがありませんでした。
ルックスがそんなに派手ではない女優だけに、マスク姿の女性たちが全部彼女のように見えてしまって…。
石田の“完全否定”インスタの文章をなぞりながら、どういう訳か私の頭の中はあの舞台公演の様々なシーンで一杯になってしまいました。
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プロフィール:芋澤貞雄
1956年、北海道生まれ。米国でテレビ・映画のコーディネーター業を経て、女性週刊誌などで30年以上、芸能を中心に取材。代表的スクープは「直撃! 松田聖子、ニューヨークの恋人」「眞子妃、エジンバラで初めてのクリスマス」。現在も幅広く取材を続ける。https://twitter.com/ImozawaSadao
記事提供:芸能ジャーナリスト・芋澤貞雄の「本日モ反省ノ色ナシ」
image by : 石田ゆり子インスタグラム