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もう二度と届かない贈り物。ゴルバチョフの死で人類が失ったもの

東西冷戦の終結に大きな力を発揮した旧ソ連最後の指導者・ゴルバチョフ元大統領が8月30日、91歳で亡くなりました。ロシアによるウクライナ侵攻に心を痛めていたというゴルバチョフ氏ですが、彼は人類に何を残し旅立っていったのでしょうか。今回のメルマガ『高野孟のTHE JOURNAL』では著者でジャーナリストの高野孟さんが、ロシアの独立系新聞編集長の言葉を紹介しつつ、ゴルバチョフ氏が世界で果たした役割を解説。さらに冷戦終結の意味を取り違え、結果としてプーチン氏に戦争の理由を与えてしまった米国を批判しています。

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プロフィール高野孟たかのはじめ
1944年東京生まれ。1968年早稲田大学文学部西洋哲学科卒。通信社、広告会社勤務の後、1975年からフリー・ジャーナリストに。同時に内外政経ニュースレター『インサイダー』の創刊に参加。80年に(株)インサイダーを設立し、代表取締役兼編集長に就任。2002年に早稲田大学客員教授に就任。08年に《THE JOURNAL》に改名し、論説主幹に就任。現在は千葉県鴨川市に在住しながら、半農半ジャーナリストとしてとして活動中。

追悼ゴルバチョフ/ロシア人も世界の人々も彼が拓いた非戦への道を歩み損ねたことの結末としての現在

ゴルバチョフ元ソ連大統領が亡くなって、「彼は世界史を変えたかもしれないがソ連邦を救うことはできなかった」といった凡庸な評言がメディアに溢れている。その中で、短いけれども本質を突いていたのは、ロシアの独立系新聞「ノーバヤ・ガゼータ」のドミトリー・ムラトフ編集長の言葉だった。

ゴルバチョフは冷戦を終わらせた一方の当事者として、1990年にノーベル平和賞を受賞し、その賞金で同紙の93年の創刊を助けた。同紙の歯に衣着せぬ報道ぶりは、2000年以降のプーチン時代になり何人もの記者や寄稿者が変死の憂き目に遭ってさえ止むことがなく、そのため今度はムラトフ編集長が21年にノーベル平和賞を与えられた。今年2月に始まったロシアのウクライナ侵攻についても批判的な立場を取り、3月からは国内での活動を禁じられた。そのムラトフがゴルバチョフへの告別の辞を発表し、こう言った(22年9月2日朝日新聞夕刊)。

▼彼は戦争を軽蔑した。彼はレアルポリティークを軽蔑した。彼は、世界秩序の問題を力で解決する時は過ぎ去ったと確信していた。彼は人々の選択を信じていた。

▼2年前、彼は国連のために非常に真剣な報告書を書いた。会食のテーブルで、彼はブリーフケースから厚い紙の束を取り出した。私たちは耳を傾けた。最初のページに書かれていたのは「戦争を禁止する」という一文だけだった。「それだけ?」と私たちは尋ねた。

▼「他に何がいるのか?」と彼は言った……。

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冷戦の終わりが意味したこと

その通りで、「冷戦の終わり」には難しいことは何もなく、「戦争を禁止する。他に何がいるのか?」、これ以上に大事なことが他にあるのか?というゴルバチョフの人類への問いかけにほかならなかった。

レアルポリティークというドイツ語の政治用語は、訳せば「現実政治」だが、国家と国家が国益を剥き出しにしてあらゆる手段を弄して駆け引きに夢中になる醜い姿を表している。その結果が戦争になるのはほぼ必然で、そのため欧州は何世紀にもわたって絶えることなく戦争を繰り返し、20世紀に入るや米国をも巻き込んで2つの世界大戦で皆殺しを競い合い、その行き着く所、ヒロシマ・ナガサキの惨禍を生んだ。もういくらなんでも「熱戦」は繰り返せないが、戦争そのものは止められないので「冷戦」ということになったとはいえ、それは核の使用だけは何とか思い止まるというだけのことで、朝鮮戦争、ベトナム戦争、旧ソ連と米国のアフガニスタン侵略、イラク戦争等々、数えきれないほどの大小の戦争があった。

だから「冷戦」が終わるということは、その前の「熱戦」も含めて、国家同士が武力で利益を奪い合うという野蛮を卒業しようということにほかならなかった。ゴルバチョフは率先、東側の戦争装置であるWPO(ワルシャワ条約機構)を解散し、その盟主としての旧ソ連の戦時統制型国家体制の解除にも着手し、アフガニスタン侵略も収拾した。ところが米国は冷戦の終わりの意味をそのようには理解しておらず、西側の戦争装置NATOの解散を拒んだどころか、「米国は冷戦に勝利し唯一超大国になった」と錯覚し、NATOの強化と東方拡大にまで突き進み、3分の1世紀もかけてロシアという言わば眠れる巨牛の間近まで包囲網を狭め、最後はとうとう棒で間違えて目玉を突いて暴走させてしまった。

結局、世界もロシアも、ゴルバチョフが望んだようにはならなかった。とはいえ、彼は「自分の国と世界の双方に信じられないほどの贈り物」すなわち「世界戦争と核戦争の脅威のない30年間の平和」を与えてくれた、とムラトフは言う。ゴルバチョフ亡き後、世界とロシアはその贈り物を紛失してしまったことに気づくのだが、今後このような贈り物がまた誰かから届くことは多分ないのかもしれない……。

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《参考》高野著『世紀末 地球市民革命』抜粋

高野著『世紀末 地球市民革命』(学研、92年刊、絶版だがアマゾン中古で33円~2,346円で入手可能)は、1989年から92年にかけて冷戦の終わりと旧ソ連・東欧体制の終焉、それを象徴するベルリンの壁の崩落をはじめとして全世界的な構造変動の現場を取材で駆け回っていた時の記録で、その本全体の主人公がゴルバチョフだった。

本のタイトルは、冷戦の終わりと共に地球規模の「市民革命」が始まったという意味と、その革命の主体は「地球市民」と呼ぶべき新しい世界観、意識を持った人々ではないかという仮説とを重ね込んでいた。しかもその地球市民意識の中核は、西側では日本の全共闘世代、フランスのカルチェラタン世代、米国のいちご白書世代など1968年に頂点に達した若者反乱を担った人々であったけれども、面白いことに東側にも「68年世代」が存在して、それは同年のチェコスロバキアの「プラハの春」、すなわち共産党第一書記ドゥプチェクによる「人間の顔をした社会主義」への決起とそれに対する旧ソ連・WPC軍の戦車による蹂躙を目の当たりにした人々で、その頃はまだ故郷スタブロポリの地方党書記だったゴルバチョフも実はその1人だった。それが、約20年の潜伏期間を経てゴルバチョフ自身による「グラスノスチ」「ペレストロイカ」の発動とその驚くべき速度での伝播による東側世界の大転覆を生み出したのである。

ゴルバチョフがチェコ流の「人間の顔をした社会主義」への共感者だったことについては本書の第3章「ソ連にもいた『68年世代』」に詳しい。ここでは第2章「ソ連でもついに始まった『市民革命』」から、ゴルバチョフ政治のパラドックスに関する部分を要約紹介する。私の説では、結局のところロシア人はゴルバチョフの言っていることの本質を理解せず、安易にエリツィンのポピュリズムに乗り換えてしまい、結果的にプーチンの長期強権政治に道を開いたのである。


91年8月19日に共産党保守反動派によるクーデターが起き、ゴルバチョフが一時クリミアの別荘に監禁されたものの、ロシア共和国大統領だったエリツィンが躍り出て市民と共にこれを収拾、未遂に終わらせた。

エリツィンとゴルバチョフの“勝ち負け”

この驚天動地の事態がひとまず収まったあと、マスコミはいっせいに「エリツィンの勝利」、ということは「ゴルバチョフの敗北」と総括した。しかし私は最初からそれに疑問を差しはさんだ。もちろん、エリツィンの果敢かつ機敏な行動がなければ、保守派のクーデターの試みをわずか3日間で打ち砕くことはできなかったに違いない。しかし仮に彼がその勝利を自分一人のものと錯覚するようなことがあれば、むしろそれが保守派の再巻き返しの理由になるかもしれない。この勝利はまた同時に「ゴルバチョフの勝利」でもあったことを正当に評価しないと、エリツィン自身も世界のマスコミも今後の展望を誤ることになる。

クーデターを阻止した決定的な要因が戦車の前に立ちはだかった市民のパワーだったことは言うまでもないが、この市民の決起こそゴルバチョフが望んで止まなかったものであった。彼は「上から」の改革者であり、それゆえの限界や弱点を持っていたことは確かで、今回の事態は劇的な形でのその露呈でもあった。とはいえ、ペレストロイカの事業が「上から」進められるだけでは完結せず、「下から」の市民パワーによって支えられ、突き上げられて、むしろ「上から」の改革の限界が乗り越えられていくのでなければならないことを、誰よりもよく知っていて、それがなかなかそうならないことに苛立っていたのもゴルバチョフだった。市民の決起によって辛うじて救われたことを、ゴルバチョフが「この6年間は無駄ではなかった」と述べたのは、しみじみとした実感であったろう。

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優れたドイツ人の評伝家ゲルト・ルーゲは『ゴルバチョフ』(邦訳=平凡社)で、ゴルバチョフにとって何が勝利で何が敗北かについて書いている。彼が90年5月1日のメーダー式典で、市民のデモの隊列からあしざまに罵倒され、渋面を作って退場したとき、多くのマスコミは「ゴルバチョフの敗北」と書いた。だが、とルーゲは問う。

「表現の自由、自由への意思、デモクラシー的自意識、すなわちペレストロイカが呼び覚ましたすべてのものが、今いよいよ開花し始めたのだとすれば、これは果たして大統領の敗北だったのかどうか。それはゴルバチョフの勝利ではなかったのか。体制がその生みの親から独立して成長を続けることが、あるいは、子が親より背が大きくなることが、いったい敗北と言えるのだろうか。にもかかわらずゴルバチョフにとってその答えは痛みを伴うものであった。なぜなら、彼の政治のあらゆる進歩、あらゆる成功は、同時に彼の権力の制限を意味するものだったからである」

ゴルバチョフが民主主義を解き放ち、それが定着し成熟していけばいくほど、人々はゴルバチョフが不要になるというのが、単なる個人でなく歴史的な使命を負って登場してきた一個の社会的存在としてのゴルバチョフが、初めから抱えていた宿命的なパラドックスだった。

ところが現実には、民主主義という使い慣れない武器を労せずして与えられた人々は、それを半ば面白がって振り回し、政府はあれをしてくれない、これをしてくれないと文句を言って、初めての言論・表現の自由を楽しんでいるばかりで、自ら血を流して共産党権力の末端を突き崩そうともしないし、汗をたらして働くことを通じて自分の職場を変えようともしない。そこに保守派は巻き返しの口実とチャンスを見出し、それを抑えるためにはゴルバチョフは、一面で権限を強化して秩序を保たなければならず、他面では保守派と妥協を重ねて権力を維持しなければならなかった。

パラドックスは歪曲されて股裂き状態になっていき、そのギリギリの極点のところで今回の事態が起きたのである。

エリツイン人気の本質は、ソ連の市民社会の未成熟にあった。彼は言ってみれば「なんでも反対・社会党」であって、人々があれこれと文句を言うけれども自分では血も汗も流さないという状況の中で、あらゆる政治戦術を尽くしてペレストロイカを後退させまいと孤軍奮闘するゴルバチョフを、皆の気分を代表して歯に衣を着せずに批判してウップン晴らしの手伝いをした。だからこそエリツィンに人気が集まったのである。

しかし今回の危機を通じて、ペレストロイカの“子ども”であるエリツィンと市民たちが一瞬にして、ゴルバチョフという“親”と背を並べるか、わずかでも追い越したのだとすれば、ルーゲ流に問わなければならないだろう。「ペレストロイカが呼び覚ましたすべてのものが、今いよいよ開花し始めたのだとすれば、これは、果たして大統領の敗北だったのか」と。

今回の事態について、佐野真=白鴎大学教授は「市民パワーによるクーデターへの勝利は、ソ連が市民社会へと質的変容を始める里程標となるかもしれない」と指摘した(8月23日付『毎日新聞』時代の目)。もっとクリアにことの本質を見抜いたのは、百戦錬磨のポーランド大統領=ワレサで「ソ連では危機が始まったところ」であり「ソ連国民が本当の改革を開始すれば本当の問題に直面するだろう」と述べた(23日のBBC放送インタビュー)。ワレサが言っているのは、市民が立ち上がらなければ「本当の改革」にはならないが、それはまだ始まったばかりだ、ということである。〔以上は同書P.46~51の要約、以下略〕

(メルマガ『高野孟のTHE JOURNAL』2022年9月5日号より一部抜粋・文中敬称略。全文はメルマガ『高野孟のTHE JOURNAL』を購読するとお読みいただけます)

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  • [高野孟のTHE JOURNAL:Vol.565]追悼ゴルバチョフ(9/5)

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  • [高野孟のTHE JOURNAL:Vol.466]年内総選挙はなくなり、年明け早々もできるのかどうか?(10/5)

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2020年9月配信分
  • [高野孟のTHE JOURNAL:Vol.465]玉城デニー沖縄県政2年目の折り返し点ーー菅政権と戦って再選を果たすには?(9/28)
  • [高野孟のTHE JOURNAL:Vol.464]「中国脅威論」を煽って南西諸島進駐を果たした自衛隊(9/21)
  • [高野孟のTHE JOURNAL:Vol.463]10月解散・総選挙はいくら何でも無理筋では?(9/14)
  • [高野孟のTHE JOURNAL:Vol.462]安倍の何が何でも石破が嫌だという個人感情が生んだ菅政権(9/7)

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2020年8月配信分
  • [高野孟のTHE JOURNAL:Vol.460]長ければいいってもんじゃない安倍政権“悪夢”の7年8カ月(8/31)
  • [高野孟のTHE JOURNAL:Vol.460]立憲・国民が合流して新党ができることへの私なりの感慨(8/24)
  • [高野孟のTHE JOURNAL:Vol.459]世界最低レベルの日本のコロナ禍対策(8/17)
  • [高野孟のTHE JOURNAL:Vol.458]「食料自給率」の主語は国、都道府県、地域、それとも個人?(8/10)
  • [高野孟のTHE JOURNAL:Vol.457]コロナ禍から半年余、そろそろ中間総括をしないと(8/3)

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2020年7月配信分
  • [高野孟のTHE JOURNAL:Vol.456]自然免疫力を高める食事こそが「新しい生活様式」(7/27)
  • [高野孟のTHE JOURNAL:Vol.455]コロナ禍を機に起こるべき価値観の転換《その2》(7/20)
  • [高野孟のTHE JOURNAL:Vol.454]コロナ禍を機に起こるべき価値観の転換《その1》(7/13)
  • [高野孟のTHE JOURNAL:Vol.453]コロナ対策の大失敗を隠したい一心の安倍とその側近たち(7/6)

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2020年6月配信分
  • [高野孟のTHE JOURNAL:Vol.452]ほぼ確定的となったトランプ敗退(6/29)
  • [高野孟のTHE JOURNAL:Vol.451]イージス・アショアを止めたのは結構なことだけれども(6/22)
  • [高野孟のTHE JOURNAL:Vol.450]ほとんど半狂乱状態のトランプ米大統領ーー米国の命運を決める黒人票の動向(6/15)
  • [高野孟のTHE JOURNAL:Vol.449]「拉致の安倍」が何も出来ずに終わる舌先三寸の18年間(6/8)
  • [高野孟のTHE JOURNAL:Vol.448]安倍政権はいよいよ危険水域に突入した!(6/1)

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2020年5月配信分
  • [高野孟のTHE JOURNAL:Vol.447]「10月」という壁を乗り越えられそうにない東京五輪(5/25)
  • [高野孟のTHE JOURNAL:Vol.446]何もかも「中国のせい」にして責任を逃れようとするトランプ(5/18)
  • [高野孟のTHE JOURNAL:Vol.445]ポスト安倍の日本のアジア連帯戦略(5/11)
  • [高野孟のTHE JOURNAL:Vol.444]結局は「中止」となるしかなくなってきた東京五輪(5/4)

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2020年4月配信分
  • [高野孟のTHE JOURNAL:Vol.443]こういう時だからこそ問われる指導者の能力と品格(4/27)
  • [高野孟のTHE JOURNAL:Vol.442]「6月首相退陣」という予測まで飛び出した!(4/20)
  • [高野孟のTHE JOURNAL:Vol.441]何事も中途半端で「虻蜂取らず」に陥る日本(4/13)
  • [高野孟のTHE JOURNAL:Vol.440]米国でも物笑いの種となった「アベノマスク」(4/6)

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2020年3月配信分
  • [高野孟のTHE JOURNAL:Vol.439]1年延期でますます開催意義が問われる五輪(3/30)
  • [高野孟のTHE JOURNAL:Vol.438]もはや「中止」するしかなくない東京五輪――安倍政権の命運もそこまでか?(3/23)
  • [高野孟のTHE JOURNAL:Vol.437]改めてそもそもから考え直したいヒトと微生物の関係(3/16)
  • [高野孟のTHE JOURNAL:Vol.436]後手後手をカバーしようと前につんのめる安倍の醜態(3/9)
  • [高野孟のTHE JOURNAL:Vol.435]安倍独断で「全国一斉休校」に突き進んだ政権末期症状(3/2)

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image by: mark reinstein / Shutterstock.com

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早稲田大学文学部卒。通信社、広告会社勤務の後、1975年からフリー・ジャーナリストに。現在は半農半ジャーナリストとしてとして活動中。メルマガを読めば日本の置かれている立場が一目瞭然、今なすべきことが見えてくる。

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