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親がかけた「言葉の呪い」のせいで大人になっても苦しむ人を救う方法

親から幼少期にかけられた言葉の呪い。大きくなってからも、それは子供に染み込み、苦しめることもあります。今回のメルマガ『サラリーマンで年収1000万円を目指せ。』の著者・佐藤しょ~おんさんは、親の呪いと自分がかけた呪いを解く方法を紹介しています。

親の呪いと自分がかけた呪いから逃れる方法

先日ツイッターで、

人生とは『親から受け継いだ呪い』と『18歳までに自分で自分にかけた呪い』を解いていく道のり

なんてツイートが回って来まして、これは多くの受講生を見ていて本当だなと思いました。特に人生で悩みが深い人、辛い状況が続いている人、頑張っているはずなのに思ったとおりの人生になっていない人の大半は、

 ▼ 親にインストールされた呪縛から逃れられない
 ▼ 幼少期に自分で掛けた悪い催眠を解けていない

ことが多いんです。どちらも幸せにならない呪文のようなモノで、

 ▼ あんたは頭が悪いんだから…
 ▼ あんたはブスなんだから…

に始まって、

 ▼ おカネなんて簡単に稼げるモノじゃない
 ▼ 女(男)なんだから○○するのが当たり前だ
 ▼ (パートナーに対して)あんな女(男)はロクな人じゃない
 ▼ この程度の成績で褒められると思うな
 ▼ こんなことも出来ないのか
 ▼ この程度は出来て当たり前だ

なんて言われ続けるわけですよ。それが実の親なわけですから、この催眠というか洗脳が子供の頃に始まっていたら抜け出すのは大変なんですよね。

でもそこに気付けたら、これはこの親からの呪縛から逃げ切らなきゃならないんですよ。人生ではそれは非常に苦しいこと、難しいことなのですが、このような親からの呪縛から逃れることが、最初の高い壁なんですから。

そのような人にアドバイスするとしたら、

 ● 親なんて全然万能な存在じゃないんだよ

ということです。

親の意見や、伝えること、命令、アドバイス、そういうものの中に呪縛のタネが仕込まれていて、それがあなたのこころの中で発芽、開花することが苦しさの理由なんです。だったらそのタネが役立たずの不要なモノだと分からなきゃならないのです。

それはイコール、親を冷静な目で判断、批評するということですよ。これが呪縛から逃れられない人にはできないんです。

なぜかこういう人は、

 ● 自分の親の言っていることはいつでも絶対に正しい

って思っているんですね。だから、親からディスられたらそれが真実だって思ってしまって、挙げ句の果てに、

 ■ やっぱり私はダメな人間なんだ

って結論に結び付けちゃうわけですよ。

あなたも親になれば分かると思いますが、親だってタダの未熟な人間なんですよ。もっと言えば、あなたよりも人格も見識も低い可能性が高いんですよ。たまたま親子という関係にいるから、相手を絶対視しているだけなんです。

それは完全に間違いです。

あの怖いあなたのお父さんだって、会社に行けば上司にボロカス言われているタダのサラリーマンだったりするんです。エラそうにあなたに説教を垂れているあなたのお母さんだって、近所のママ友からはバカにされた存在なのかもしれないんですよ。

たまたまあなたが親のそういう面を見ていないから、勝手に勘違い、誤解をしているだけなんです。

そもそもあなたの周りにいる人間で、全ての面であなたよりも優れている人なんて、ほとんどいないでしょ。みんなどこかに一長一短があるモノなんです。それはあなたの親だって同じなんですから。

だから、どうか冷静になって、親を絶対視、神聖視するのは止めましょう。親を客観視して、自分の周りに存在する有象無象の一人なのだと理解することが必要になるんです。

自分に掛けた呪いを解く

親の呪縛を逃れることができたら、次にやるべきことは、

 ● 自分が自分に掛けた呪いを解く

ことです。

これは半分は親の呪いと連動しているので、先に親から受けた呪縛を解除する必要があるのですが、そのプロセスで、自分で自分に掛けた呪いが発動していることに気付く人もいるかも知れません。

こちらもなかなか自分では気付きにくいので、長期間に亘って自分を苦しめてしまうことがあるんです。

例えば、前回例で解説したような、

 ■ あんたは頭が悪いんだから…

という類のことを親から言われ続けたことで、自分は頭が悪いのだと受け取ってしまう、これは親の呪縛なのですが、それが切っ掛けになって

 ■ 私はアタマが悪いのだ

という呪文を繰り返してしまうことがあるんです。特に学生時代で成績が悪かったり、試験に落ちたりというイベントがあった時など、自らをこうやって呪うようなことを言ったりするんです。これが続くと、自分の潜在意識にこのエネルギーが届いてしまうんですよ。

その結果、自己評価が低く、自己肯定感も低い人間になってしまうのです。

この呪いを解除するためには、そもそもの始まりが親の呪いであったことを認識し、その呪いを前回書いたやり方で解除する必要があります。それが出来たら、次に、自分が掛けた呪いとは真逆の現実を小さい範囲で良いから手に入れるのです。

例えば、

 ▼ あんたは頭が悪いんだから

という呪いを掛けられたら、勉強で良い成績を取ったり、資格試験などに合格するのです。

 ▼ あんたはブスなんだから

という呪いを掛けられたら、誰かにカワイイ、キレイだ、ステキだ、カッコ良いと褒められるように努力するのです。

 ▼ おカネなんて簡単に稼げるモノじゃない

という呪いを掛けられたら、あなた的にそこそこ大きなおカネを頑張って稼いでみるのです。

そして大事なことは、そういうポジティブな現実を手に入れた時に、

 ● なんだよ、親が言うほどオレってダメじゃないじゃんか!!

って自分に宣言するのです。ここで意識の書き換えをするのです。

これを事あるごとに繰り返すのです。それを続けていると、自分で自分に呪いの言葉を掛けることが減って来ます。つまりそれは、マイナスを増やすことを止めるということでもあり、プラスを積み重ねるということでもあります。

これを続けていると、少しずつ、少しずつ、

 ● あれっ?オレって実はそこそこイケてるんじゃないの?

と勘違いをすることができるようになるんです。

こういうこころの問題って、ベクトルがどちらを向いているかが大事で、ひとたびベクトルの方向がポジティブになったら、後は時間の経過とともにドンドン良くなって行くんです。

それを自覚できるまで、自分を縛り付けていた負の呪いをひとつずつ消していくのです。

その中でも、自分にとって一番大きな呪いを解除できたら、後の小物は潮に押し流されるようにあっという間に解除できますから、あなたのこころにフタをしている、最も大きな呪いを見つけて、これを解除してみましょう。

特に有効なのは、親や自分が掛けた呪いとは真逆のことを言ってくれる友人の言葉を聞くことです。

コンサルでも、

 ▼ あんたはブスなんだから

と母親に言われ続けた女性は、髪を切ったり、ステキなアクセサリーを付けたりした時に、友人などから

 ● あら、それステキじゃない!

って言われても、それを自ら否定していたんですね。そんなことない!たいしたことない!って。

ところが、それが実は親の呪縛が理由だったのだと理解し、私の方から、否定せずに、

 ● そうでしょ、これステキでしょ!

って言いなさいということを教えたら、それが切っ掛けで少しずつこころが解(ほぐ)れてきました。

その意味で、友人からの褒め言葉を素直に受け取れない人、つい否定してしまう人って、親からの呪縛もしくは、自ら呪いを掛けている可能性が高いので、気をつけて下さいね。

一朝一夕には治らないと思いますが、このやり方を続けると少しずつ良くなりますからね。

image by: Shutterstock.com

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【著者】 佐藤しょ~おん 【発行周期】 平日刊

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