そして笑っちゃうことに、そういう評判って会社が変わっても付いて来るんですよ。特に外資だと業界が狭かったりするので、ウワサがかなりの速度で流れるんです。来週からジョインする人のあだ名や、喋り方のクセが回って来たこともありますし(前職で同僚だった人がいたりするんです)、転職理由がバレてしまうこともありました(社内不倫でいられなくなって転職したなんて話でしたが)。もちろん仕事での強烈なエラーとか、数字未達でのリストラなんて情報は、あっという間に回って来ます。
つまり転職したのに、入社初日からあなたについて大抵のことが知られているということで、そのウワサがネガティブなモノなら、メチャメチャ仕事がやりにくいじゃないですか。
つまりこれは、悪い評判も良い評判もあなたについて回るということで、そうなるとこれをチャラにするのは大変だということですよ。だったら最初から、良い評判だけを育てるようにした方が、楽しい未来になるじゃないですか。
結局会社って、人と人との繋がりで運営されているところがあるので、他の人があなたをどう評価しているかというのは、仕事のしやすさ、出世のしやすさにメチャメチャ大きな影響を与えるんです。ハッキリ言えば、嫌われる人はどの会社に行っても嫌われます。好かれる人はどこの会社に行っても好かれるんです。
だからこういうウワサの確度って高いんですよ。
ですから、自分に与えられた仕事がそれなりのレベルでできるようになったら、次に考えるべきはどうやって自分の評判をポジティブなものにするかなんです。そこを意識してできる人が出世するんです。つまり、仕事さえできれば、実績さえあれば出世するというのはあまり正しい考えではないのです。
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