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young woman on street of London

するとしないでは大違い。小売業の新入社員が「街歩き」をすべき理由

4月に入社したばかりの新入社員の皆さんは、今をどんな気持ちで過ごしているでしょうか? 日々、新しい仕事に振り回されているかもしれませんね。そんな日常にも慣れていき、生活が少し落ち着いたら、ぜひやってほしいことがあるとメルマガ『販売力向上講座メールマガジン』の著者で接客販売コンサルタント&トレーナーの坂本りゅういちさんは語ります。接客力の向上にもつながる「やってほしいこと」とは?

街を知ることで

そろそろ新入社員研修が終わって、早い方だと店舗へ配属されているかもしれません。

おそらく研修終わりでヘトヘトで、その状態で店舗のことを覚えなければならないので、頭はパンパンでしょう。

それが落ち着いたらでも良いので、ぜひやってもらいたいことがあります。

街歩きです。

配属された店舗がある街を、ブラブラと歩き回ってみていただきたいのです。

商業施設の中に入っている店舗なら、商業施設内は全部回りましょう。

その上で、施設周辺のエリアを1時間でも2時間でも良いので適当に歩き回ってみます。

駅近なら駅の改札あたりにしばらく立ってみたり、車社会の街ならば駐車場周辺で立ってみるもの良いです。

なぜそんなことをするかというと、自分の店の近くに暮らしている人の様子を知るためです。

アウトレットなどの場合は、わざわざ他県からいらっしゃる方も多いとは思いますが、そういう人のことを知るためでもあります。

街そのものというよりも、人を見るのですね。

もちろん余裕があれば街自体を知り接客トークに生かすこともあります。

でもそれ以上に人を見ることはとても大事なことです。

なぜならその人こそが、自店にやってくるお客様だから。

店頭に立っていると自分の店へ足を運んでくれる人のことしか目に入りません。

だから、店前を歩いているお客様に挨拶もできなくなってしまうし、少し自分たちのテイストと違う人がいても気にも止めなくなります。

ですが、店の前を歩いている人はお客様候補であることに変わりはありません。

今の時点でまったく興味などなくても、何かのきっかけで興味を持ってくれて店に入り買い物をしてくれる可能性はゼロではないのです。

そんなお客様候補の方々には、どんな人たちがいるのかを知る。

年代や雰囲気、自社の商品を使っていそうかはたまたそうではなさそうなのか。

そうしたことを細かに観察すると、自分がどんな姿勢で店頭にいるべきかを少し考えることができます。

新入社員だけではなくて、異動で店舗やエリアが変わった人でもこれは基本のキと言える行動です。

それくらい街を知り人を知ることは、小売業にとっては欠かせないことなのだと思っていてください。

ただぼーっと人を見るのではありませんよ。

今日の質問です。

・自分の店の近隣を歩く人たちを知ることは、自身の接客にとってどんな効果があると思いますか?

image by: Shutterstock.com

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【著者】 坂本りゅういち 【発行周期】 日刊

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