最大9連休のGWが終わった。いつの時代も、大型連休後の仕事は憂鬱である。それでも、ほとんどの大人は今日も会社に行き、業務に励んでいるはずだ。だが、中には会社に行けなかった人もいる。
退職代行サービスへの依頼を検討するも……
まずは、気が乗らないながらも会社に行った人の声を紹介したい。自宅を出発する15分前まで、出社しようか迷ったという男性(30代)だ。
「連休中に伊豆に行っていたこともあって、現実を直視するのが辛かったです(笑)。もう1日くらい休みたいとギリギリまで思っていましたが、まあ、そんなこと言ってたらキリがないのでね…」
また、別の男性(40代)はこう言う。
「私はリモート勤務で出社をする必要がないので他の人と比べると楽だと思いますが、それでも仕事はしたくなかったですね。いくら家で仕事ができるとはいえ、大型連休の非日常から戻るのはなかなか難しい。現に今日は作業効率がとても悪いです(苦笑)」
ネットをみても、嫌々ながらも会社に行ったという声が非常に多い。
そんな中、会社に行けなかった人がいる。しかも、連絡をしないで欠勤をするいわゆる「バックレ」をしてしまったと、都内の企業に勤めるAさん(20代・男性)は言う。
「5月1日、2日と有休を取得したので9連休でした。2日の終わりくらいから、仕事に行くのをやめようかと考え始めて…」
Aさんは当初、退職代行サービスに依頼をしようとしたらしい。しかし、「グズグズ考えているうちにタイミングを逸した」そうだ。
「代行サービスを使うと職場でバカにされそう…とか考えていたら、あっという間に今日が来てしまい、朝ベッドから起き上がれず。結局、今も会社に連絡はせず無断欠勤の状態です」
広告制作会社に勤務するAさんは制作系の部署に所属していたが、昨年営業部に異動したという。以来、毎日のように仕事を辞めたいと思い続けていたと話す。
「最初は、制作系の仕事と違って髭はダメなどの制約に地味なストレスを感じました。あと、取引先との付き合いがめちゃくちゃ増えたことによるイライラが限界寸前まで来ていたのもあります。3月くらいから謎の湿疹ができたり、喉が圧迫されるような感覚になっていました。今回の大型連休がきっかけで完璧に心が折れた、という感じです」
現在、直属の上司から数件の電話とLINEが来ているというAさん。

Aさんのスマホ検索履歴の一部
「できることならこのまま、フェードアウトしたいです。ただ、ネットで色々調べると会社から損害賠償を求められるケースもあるとかで…怖いけど、しっかりと連絡して円満に辞めようとは思っています」








