真偽は不明も、ネットでは「仕事をバックレた」という投稿が複数あった。Aさんと同じような状況の人は少なくないのかもしれない。
「毎年多くの人を苦しめる5月病ですが、行動制限がなかったことによる開放感からのギャップや寒暖差などの影響で、例年以上に蔓延する可能性が高いと考えます」（精神科医）
今年の5月病は、いつも以上に注意しなければならないのだ。
「5月病や6月病を侮る人は多いですが、ある日突然『プツッ』と切れることはよくあること。症状によっては社会復帰に時間を要するケースも多々ありますので、限界が来る前に休職などの決断が必要になってきます」（前同）
今回取材をしたAさんが5月病かは不明だが、せっかくストレスのもとを取り除いても『会社から連絡が来る』『訴えられるかも』と不安を抱えていたら何の意味もないだろう。
実際に退職代行サービスを利用したことがあるという20代の女性は「本当に会社と連絡を取る必要がなく、なんの苦労もせずにすんなり退職できました」と話す。どうしても自分で連絡ができない場合は、さっさとサービスに頼るという考えが、精神衛生上は正しいのかもしれない。
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