なぜスーパー「生鮮館やまひこ」は、高い総菜を買うための入場整理券を求めて行列ができるのか?

 

しかし、SNS映えすることで、次々に売れています。

このように、他店では見たことのない、たくさんの商品が、お客さまを楽しませているのです。

毎日のように通う人も多くいます。

高くても、つい買ってしまうのです。

見ているだけでも楽しいのですが、買わずにいられない魅力があるのです。

こんな面白い商品を次々に生み出しているのは、驚くことに、たったひとりの女性です。

惣菜部の開発担当、おおたのりこ(太田典子)さん。

生活のすべてを商品開発に捧げ、休日も食べ歩きをして、新商品のヒントを探し続けています。

ここ尾張旭店は、この方がいなくては立ち行かないと言っても良いほど、重要な人物です。

ご自身のインスタを持ち、毎日のように商品を紹介しています。

売り場に並ぶ商品を動画で撮りながら、独特な口調で紹介しています。

おおたさんのファンは、毎日インスタをチェックして、お店に足を運びます。

このインスタの効果が高いので、惣菜やお弁当のチラシは一切出していません。

それほど、おおたさんの力が絶大だということです。

ひとりに頼ってしまうのは、会社組織としてはリスクの大きなやり方ですが、おおたさんに続く人材が、まだ育っていないということでしょうか。

こんなスーパーは、非常に稀有な存在で、食のテーマパークのようでもあります。

お客さまは幸せです。

遠くからでも行く価値はあります。

image by: 生鮮館やまひこ公式HP

佐藤きよあき(繁盛戦略コンサルタント)この著者の記事一覧

なぜ、人はモノを買いたくなるのか。欲しいという感情は、どこから生まれるのか。消費行動における人の心理を知れば、売れるモノが見えてくる。売り方がわかる。小手先のテクニックなど、いらない。人を研究すれば、やるべきことはすべてわかる。

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【著者】 佐藤きよあき(繁盛戦略コンサルタント) 【発行周期】 週刊

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