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霜降り明星・せいやも使い手「成仏ネットワーク」の構築・育成がビジネスマンに急務なワケ

人間誰しも、思い出すだけで赤面したり足をバタバタさせたくなるような恥ずかしい思い出や失敗が、一度や二度はあるのではないでしょうか。そんな「かき消したい過去」を成仏させるのにピッタリな「私的ネットワーク(成仏ネットワーク)を持つことが大事だ」と説くのは、無料メルマガ「右肩下がりの時代だからこそ、人の裏行く考えを【平成進化論】」の著者である鮒谷周史さん。鮒谷さんは、お笑いコンビ「霜降り明星」のメンバー・せいやの「やらかした話」を例に、ビジネスマンとしてそんな「成仏ネットワーク」を持つことの必要性を力説しています。

悪報すら笑い話に転換する浄化システム、それが「成仏ネットワーク」

今日は一つのご提案。

私たちは「二つのコミュニティ」を意識して育んでいくと良いかもしれません。

一つは公(おおやけ)に近い環境で相互につながるネットワーク。

もう一つは限りなく私的なネットワーク。

本日は特に後者について記します。

後者(限りなく私的なネットワーク)は、
「しでかし」
「やらかし」
を笑い話に昇華させ、場を盛り上げて「成仏」させるためのつながりです。

こうした信頼関係に基づくクローズドな場にあっては、誰にも言えないような失敗や恥ずかしい話、あるいは一人では抱えきれない手酷い非難や中傷も笑い話に変わり、未来を切り開くためのエネルギーに転換されます。

あたかも、微生物の力を借りつつ、うんこが肥料になるようなもので、私たちは仲間の力を借りつつ、失敗や中傷もネタへと昇華されられるのです。

通常、スカトロマニアを除いてうんこは忌避されるもののはずですが、かつての農地においては肥料として重宝されたものでした。

たまに肥溜めに落ちる少年少女がいたと年配世代の皆さんからも、よく聞いたもの。

私たちも、臭くて汚く、迷惑な排泄物に過ぎないうんこを成仏させる農地のように、恥ずかしい話や憤らずにはいられない状況を、前進するエネルギーに変えてくれるネットワークが後ろに控えていれば、安心して毎日を過ごせるのではないでしょうか。

もしも農地がなければ、うんこはうんこのままですから放っておくと周囲が汚くなり、悪臭も強くなり、なんなら変な虫まで沸いてきて、周辺に近づけなくなってしまいます。

私たちの「しでかし」「やらかし」もまた、放っておくと、うんこと同じく、どんどん腐敗していき、ひたすら自分を苦しめ続ける黒歴史やトラウマとなるのです。

うんこも、しでかし、やらかしも、成仏させられなければ、地縛霊の如くに残り続け、ボディーブローのように、じわじわと我々にダメージを与え続けます。

そうならぬよう、TK、小室哲哉さんは、TM NETWORK(Time Machine NETWORK)を率いていましたが、SF、つまり鮒谷周史(=私)は、TM NETWORKに対抗して「成仏ネットワーク」を結成しようかしらんと(というか、実はすでにある)。

恥ずかしい話を「すべらない話」に昇華できる「成仏ネットワーク」の効用

なんにせよ、真面目すぎる人や、建前にこだわる人、学級委員タイプの人は、己の殻をぶち破ることなくして成仏ネットワークを築けないし、他の人が主宰するネットワークの仲間にも入れてもらえないのではないか、とは思います。

良い意味での、いい加減さ、かっこう良く言えば、「臨機応変での解釈転換」ができなければ、不定期で現れるクソみたいな出来事を成仏させられません。

その結果、「くそ真面目な人=解釈転換が苦手な人」は、成仏ネットワークとは無縁となって幸せになりにくいのでは(仮説)、などと考えたりもいたします。

もちろん、ひたすらに不真面目であれ、などと言うつもりはありませんが、人間であれば誰しも、誰にも言えないようなことをやらかしてしまうこともあるわけですよ。

そんなとき、なにかしらの報いを受けても、【悪報すら笑い話に転換する浄化システム=成仏ネットワーク】があれば、人間、どんなことがあっても再起、再生できるできるもの。

ただし、このネットワークは「死ぬまでお付き合い&墓まで持っていく契りを交わす」そんな黙契を交わした者のみで構成されるので、誰でもかれでも、というわけにはいきません。

人間の持つ深い業を理解し、かつ、それに対して現実的な解を持ち、力強く生きていかんとする、知恵のある者同士で結ばれた、深い絆と信頼関係が求められる場。

それは、一朝一夕には築かれない繋がりであり、だからこそ、公式なネットワーク以上に大切にし、丁寧に育んでいかなければなりません。

私(鮒谷)などは、成仏ネットワークがあるからこそ、安心してチャレンジできるし、失敗もできるし、バカにされても、恥ずかしいことをしでかしても、即座に浄化させられます。

最終的には、少なくとも成仏ネットワークの中においては、(さらに吹っ切れたら、公式な場においてすら)

恥ずかしい話や、やらかした事件などまで、すべらない、鉄板ネタ化させられます。

こうした場があってこそ人間は、しでかしたこと、やらかしたことによって、かえって強くなり、さらには模倣困難、代替不可能な存在へと、異形の進化が始まるのです。

過去に「Zoomで下半身露出」報道の霜降り明星せいやも使っていた?

そういえば、その昔、(お笑い芸人の)霜降り明星、せいや氏が、週刊誌で、Zoomで女性相手にちんこを出したことを暴露されましたね。

普通の人であれば、己のちんこを、たとえボカシが入っていたとしても全国民の前で晒されたら、生きてはいけなさそう。

当時、こんな記事が出たわけですよ。

「(冒頭の)おかきの件で話が一気に盛り上がって、僕が『おっぱい大きいの?』と聞いたら、向こうが部屋着のボタンをはずしておっぱいを見せてくれたんです。

向こうもそれくらいしてくれるなら、こっちも見せるのがマナーやと思って、僕も(男性器を)彼女に見せました。

彼女もその時喜んでスクショしていて、『オレの(男性器)をデータフォルダにいれておきたいくらい喜んでくれてる!』と思って、僕もめっちゃ嬉しかったんです。

それが、文春オンラインで公開された「自慰行為をしているせいや」の画像だったのだという。

この画像が撮られた際、彼女は今まで出していた胸を隠し、せいやが一方的に下半身を出したように見える画像にしたのではないかと、せいや側は主張する。

せいやはさらにこうも語った。

「A子さんも自慰行為を見せてくれましたよ。ちゃんと顔とおっぱいと下半身が見えるように画角も調整してくれて。その日のオンライン飲み会は、お互い『最高の思い出やん!』って言い合って和やかに終わりましたね。今思えば、騙されてたんやと思いますけど……」」(「霜降り明星・せいやが「Zoomセクハラ裁判」の法廷で語ったこと」FRIDAYデジタル2022年04月19日より一部抜粋)

部外者として読んでいる分には、「笑わせてもらえるネタ」ですが、リアルに自分がこんなことに巻き込まれたら、普通に考えたら、絶望しかありません。

もし、こんな事件が、お堅い大手企業や役所などで真面目一徹、30年、一日も休まず勤務してきた石部金吉系サラリーマンの身の上に起こったら、即死な上に、再起可能性ゼロでしょう。

でも、ちんこ出しながらオンライン通話とかしていて、万一、それが表沙汰になっても、成仏ネットワークさえあれば大丈夫なんですよ(適当)。

TMネットワークの楽曲を流しつつ、成仏ネットワークの定例会を開催すれば、あっという間に、SELF CONTROLを取り戻し、鬱々としていた気持ちも晴れ渡るに違いありません(適当)。

きっと、せいや氏も、間違いなく、「成仏ネットワーク」があったんじゃないですかね。

だからこそ、その後なんと、「が“ちんこ”ラップバトル」で対決するくらいにまでに大復活しています。

あんなことがあったにもかかわらず、よりにもよって「が“ちんこ”ラップバトル」ですよ(笑)。

【霜降りせいやVSウエストランド井口のが“ちんこ”ラップバトル、地上波ギリの押韻が続出!】

これぞ成仏ネットワークの力。まさに苦難を乗り越え、Get wild and toughしていますよね(適当)。

そんなわけで今日は、あなたも成仏ネットワークの構築、育成に励まれてみては、というご提案をいたしました。

今日も人生とビジネスを楽しみましょう!

image by: Ogiyoshisan, CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons

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【著者】 鮒谷周史 【発行周期】 日刊

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