失敗は成功の種、とよく言いますが、成長できるかどうかはその失敗時にどう動くかによります。今回、無料メルマガ『販売力向上講座メールマガジン』の著者で接客販売コンサルタント&トレーナーの坂本りゅういちさんが、意味のない振り返りと成長できるための失敗後について詳しく語っています。
意味の無いふりかえり
失敗は成長の種です。
失敗をすることによって同じミスを繰り返さなくなりますし、次にどうすればいいかがわかるので成功する確率を上げられるようになります。
でも、失敗ばかりでいつまで経っても成長しない人もいます。
純粋に能力的なものが足りていないという場合はまた別かもしれませんが、能力はあるはずなのに成長が見られない人というのは、得てして”後悔”ばかりをしていることが多いです。
これが成長しない原因と言えるでしょう。
後悔というのは、
「あぁ、なんでこんなことしてしまったんだ」
と過去を振り返って、ミスをしてしまったことを悔いることです。
ただ悔いているだけですから、それ以外に何をするわけでもありません。
ただ悔やんで終わるだけ。
しかも厄介なことに、中にはポーズで後悔をしている人すらいます。
「ほらほら、私後悔してますよ。ちゃんとやっちゃいけないとわかってるんですよ」
とでも言わんばかりに、後悔している様子を周りに見せることで周りがもう何も言えないように取り繕おうとしているのです。
時間の無駄でしかありませんし、周りはそんなこと1秒で見抜きますから冷めた視線を送られるだけです。
成長をする人は後悔はしません。
するのは反省や内省です。
なぜそんなことをしてしまったのか、なぜ自分はそう考えてしまったのかをふりかえり、同じ轍を踏まないようにするための方法までしっかり考える。
このように未来に向けて過去をふりかえっています。
だから成長するわけで、これらは時間の無駄にはならず成長の糧となっていきます。
ふりかえりが下手な人というのは、後悔ばかりしていますからふりかえる意味がありません。
それならまだ愚直にやり続けてくれる方が何倍もマシです。
何度も言いますが無駄なのです。
失敗をすることは悪いことではない。
問題はその失敗をどう活かすかでしかありません。
あなたは後悔をする癖がついてしまってはいないでしょうか?
きちんと意味のあるふりかえりができていますか?
今日の質問&トレーニングです。
1)今年に入ってから失敗をしたことをすべて書き出してみましょう。
2)その失敗を犯した時に、あなたはどのような成長ができましたか?
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