新人接客員の皆さんが今売り上げをあげるためにできる「たったひとつの方法」があります。無料メルマガ『販売力向上講座メールマガジン』の著者で接客販売コンサルタント&トレーナーの坂本りゅういちさんが、その方法を伝授していますよ。
新入社員でも売上を上げられるたったひとつの方法
なんだかビジネス書のようなタイトルになってしまいました。
新入社員が入社してきて、すでに10日ほどが経とうとしています。
もうそろそろ店頭に立ち、接客に励んでいる新人さんも多いのではないでしょうか。
しかし中には、接客をしてもなかなか売れず苦悩している人もいるかもしれません。
正直言えば、最初の数ヶ月の売上なんて別に気にしなくても良いのです。
まずはひとつずつの仕事を覚えてきちんとした接客ができるように準備をする段階ですから、今の売上がどうかなんてことは長い社会人生活の中では大したことではありません。
とはいえ少しでも売れるようにはなりたいというのが本音でしょう。
そんな新人スタッフの方が唯一できる売上を上げるための方法。
それは『一生懸命やる』ことです。
「え?そんなことかよ」と思った人は多いでしょう。
でもこれが真実です。
ハッキリ言いますが、まだ技術も経験も伴っていない状態で売り方の技術をいくら覚えようとしても役に立ちません。
新人であることはお客様もわかるので、そんなスタッフが中途半端に技術を覚えて披露してきても、お客様はむしろ敬遠します。
でもこれは逆に言えば、新人であることで見せられるものもあります。
それが一生懸命さなのです。
ビギナーズラックという言葉がありますが、これは販売員にも同じようなことが起こります。
技術も経験もない新人さんでも、なぜかお客様ウケが良く売れる。
それってなぜかというと、一生懸命だからなんですね。
目の前のお客様に対して、まだまだできることは少なくても一生懸命にやっていると、それがお客様には自然と伝わります。
「この子は頑張っているんだな」ということが伝わるわけです。
おもしろいもので、これが伝わるとお客様もなぜだか応援してあげたくなってしまいます。
中には「もっと玄人を」と求めるお客様もいるにはいますが、多くのお客様は応援してくれます。
それが結果的に、「まぁ技術は足りていないけれど、これだけやってくれたから買おうかな」という気持ちにさせていくのです。
こうした一生懸命さというのは、実は新人さんだけではなくいくつになっても忘れてはいけません。
2年目・3年目くらいになってくると、次第に慣れてきてこの一生懸命さも失われてきます。
すると、なんだかスレたような接客をし出し、やはりお客様にも伝わり売れなくなります。
接客は技術も大切ではありますが、それ以上に気持ちが大切です。
これを忘れてしまって、売り方にばかり囚われていると本当に売れなくなります。
だから最初のうちは特に、一生懸命やっていればそれで良いのです。
そうしてやっていれば自然と経験は増え、技術も身に付きます。
だから今は余計なことは考えずに、目の前のお客様に集中すること。
それこそが唯一売れる方法なのです。
上司もこれを忘れてはいけませんよ?
新人さんにアレコレ教えるのも良いですが、一生懸命さを失わせてしまうような教育や態度はどんどん売れなくさせていきます。
そんな教育ならむしろしない方がマシです。ゆめゆめお忘れなきよう。
今日の質問&トレーニングです。
1)”一生懸命に接客をする”ということはどういうことか、具体的に言葉にして書き出してみましょう。
2)書き出したことを体現するために、あなたは今日からどのようにしてお客様に接しますか?
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