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そう言われたら買っちゃおうかな!を引き出す店員「最後の一言」とは?

接客されているとき、買う決め手になるようなクロージングフレーズ。無料メルマガ『販売力向上講座メールマガジン』の著者で接客販売コンサルタント&トレーナーの坂本りゅういちさんが、今までに接客されて気になったフレーズをいくつか挙げています。

気になるクロージングフレーズ

接客販売におけるクロージングでは、お客様のニーズにあった言葉をいかに投げかけられるかが大切です。

誰にでも使える殺し文句のようなものは存在しませんから、とにかく良い接客をするしかありません。

とはいえ、周囲の人がどんなクロージングフレーズを使っているかは気になる人も多いのではないでしょうか。

今回は、僕が気になったクロージングのフレーズをいくつかご紹介しますので、参考程度にご覧になってみてください。

言うまでもなくこれを言えば良いという話ではなく、そこまでの接客の流れがあってこそ効果を発揮するフレーズですのでそこは思い違いのないようにお願いします。

・1回寝て起きても欲しければ~

→買うかどうかで本当に悩むお客様に「1回寝て起きてもまだ欲しければ、それは本当に欲しいということですよ」というフレーズ。確かにそう言われると欲しいものだと再認識しますし、ゆっくり考える余裕をくれている感もありますね。

・使わなくなっても売って元取れますよ

→近年増えてきたクロージングですね。リセールバリュー(再販価値)がある商品であることが大前提ですが、比較的若年層の方が反応する率が高いフレーズな気がします。僕は売るのも面倒タイプなので、あまり買う気は起きません。

・今買うことでより長く楽しめます

→買わずに持っていない時間よりも買って長く楽しめる時間にしましょうというイメージのフレーズ。これに続いて「どうせ買うなら早い方が」といった言葉も出てきます。確かになぁ、とつい納得することが僕は多いです(笑)。

・時間を買いましょう

→迷っている時間をお金で買いましょうという意味合いのフレーズです。その(商品の)ことを長く考えている時間もったいなくないですか?的に使われることもありますね。まぁわかる。

・一緒に沼りませんか?

→マイナーなアイテムの時に言われたことがあるんですが、「自分ひとりじゃない」となぜか勇気をもらった記憶があります。

・うん、すごくいいです

→クロージングというよりも、店員さんのひとりごとに近い言葉です。洋服を試着して悩んでいる時などにボソッと言われるとなんだか信頼できる言葉に聞こえてしまいがち。(僕だけ?)

・何も言われない

→個人的に一番効いてしまうのが、結局、何も言われないこと。クロージングでも何でもないですが、「ゆっくり悩んでください」とも「いかがですか」とも何も言われずにいると逆に買ってしまうことが多い。『良い商品だからみんな買ってる』がたぶん店員さんの中にも前提としてあるので、自信が見えるんですよね。そしてたいてい後悔しない買い物はこのパターンです。

と、最終的にクロージングフレーズでも何でもないものも挙げてしまいましたが、気になるものを出してみました。

僕も言ったことがあるフレーズも中にはありましたが、これらも全てそこまでの接客がどうかで効果が出る/出ないが変わります。

皆さんもぜひ自分が言われて気になったクロージングフレーズを思い返してみて、整理してみてください。

今日の質問&トレーニングです。

1)これまでに聞いたクロージングフレーズを思い出せるだけ書き出してみましょう。

2)その中でつい買ってしまったものがあるとしたら、その理由は何ですか?

image by: Shutterstock.com

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【著者】 坂本りゅういち 【発行周期】 日刊

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