もしもあなたが店員だったら、他の人よりも「少し視点を変えた接客」をしたいと思いませんか? 無料メルマガ『販売力向上講座メールマガジン』の著者で接客販売コンサルタント&トレーナーの坂本りゅういちさんが、そのカギになる情報を紹介しています。すべてのビジネスマン必読です。
言いづらいからタメになる
言いづらくてこっそりやっていることって多くの人が持っているんじゃないでしょうか。
友人知人にもちょっと言いづらい、何なら家族にも黙っていたい。
こういうことって他の人も似たように思っている人が多くて、なかなか世に情報が出回りません。
裏を返せば、まだ手を出していない人は知りたい情報なのに知れるチャンスが少ないということでもあります。
例えば、今でこそだいぶ情報が増えてきた印象はありますが、AGA治療というものがあります。
いわゆる『ハゲ治療』です。
一般的に日本ではハゲに対するイメージはあまり良くなくて、ましてそれを治療しているということは言いたくない人の方が多いでしょう。
だからなのか、AGAが出てきた当初はあまり体験してどうなのかという情報はそんなに世には出回っていませんでした。
今はだいぶ増えてきてはいますが、それでも顔出しや実名で体験情報を出している人って多くはありません。
でも気になっている人は多いわけです。
ですから、リアルな情報を出している人のところへこぞって気になる人が集まっている。
男性の場合は、メイクの仕方や女装の仕方などはまだ情報が少ないジャンルかもしれません。
TikTokには結構動画があるんですけど、やっぱり他のメディアでは見つかりづらい。
また、ある程度もう上手な人たちのノウハウ動画がほとんどで、例えば失敗談のようなものはあまり見つかりません。
こうした他の人にはちょっと言いづらい情報は、求心力があります。
困っている人からすると知りたい情報であることがほとんどですし、そうではない人でも「こういうことが起こるのか」と普段は知れない情報に触れられる。
言いづらいからこそライバルが少なく、オリジナルな情報になりやすいのです。
そしてそんな情報を出してくれている人のことを信用したくなる、頼りたくなるのが人の性です。
情報発信の基礎としての話なのですが、これって接客にも活かせることだと個人的には思っています。
言いやすい情報というのは、他の人も同じく言いやすい情報ですから溢れています。
ですが、言いづらい情報はやはり他の人も言いづらいですから、なかなか聞けない情報に早変わりします。
「言ってはいけない情報」は当然言ってはいけませんが、失敗談や恥ずかしいと思うような話など、言いづらい情報の中にもお客様のタメになる情報はたくさんあるのです。
そうした情報を溜めておき勇気を出して発信していけると、共感してくれる人も増えてきます。
あなたの持つ言いづらい情報にはどんなものがあるでしょうか?
今日の質問&トレーニングです。
1)言いづらい情報が持つ力とはどんなものでしょうか?
2)あなたの仕事に関わることで、他の人にはちょっと言いづらいなと思う情報はありませんか?
3)それをどのように活用すれば、仕事に活かせるか考えてみましょう。
image by: Shutterstock.com