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「原因不明だけどお客様に嫌われた」という悩みを持つ販売員は意外と多い

お客様に嫌われてしまった、と悩む販売員は意外と多いようです。そんな人たちへ、無料メルマガ『販売力向上講座メールマガジン』の著者で接客販売コンサルタント&トレーナーの坂本りゅういちさんが、今までの経験をもとに「突然嫌われてしまった」と感じたときの対処法を伝授しています。

好きと嫌いの感情が「裏返る」とき

ものすごく好きな人に対して、何かの原因で逆にものすごく嫌いになってしまったという経験はありませんか?

大好きな恋人と付き合っていて、別れたらもう二度と連絡も取りたくないみたいな感覚です。(合ってんのかこれ?)

人の”好き嫌い”は表裏一体です。

さっきまで大好きだったはずなのに、突然大嫌いになってしまう。

この間に”無”という感情は意外と少なく、好きであればあるほど、嫌いになるととことん嫌いになったりします。

これを拗らせてしまうと、大好きな推しを自分の思うようにしたくなってしまいSNSなんかで無茶苦茶なことをやり出す人もいますが、今回はその話ではありません。

接客業でも好き嫌いの裏返りは起こるよねという話です。

接客業だと、とても仲の良い顧客と長い付き合いをすることもあります。

長年付き合ってきて、お互いのこともよくわかっている。

しかしある時、突然その顧客が店に来てくれなくなったり、連絡がつかなくなったりします。

引っ越したわけでもなく、普通に道を歩いていたりするのに声をかけてもそっけなくなるわけです。

こういう時って、ものすごく気になります。

「私、何したっけ?」

「何か至らないことがあったんだろうか」

などと色々考えてしまうわけです。

もちろん明らかに何かをやってしまったということもあります。

それが原因なのであれば、言うまでもなく突き詰める必要はありますし、同じようなことを繰り返さないための努力は必要です。

ですが一方で、何もしていないはずなのになぜか嫌われたような感覚になることもあります。

これにはいろんな原因があるのですが、何もしていないことが原因になることもあるのですね。

懇意にしてくれているほど、お客様の中には自分に対してもっとこうして欲しいという欲求が強くなり、求めるものが大きくなることもあります。

それをわざわざ口にするわけでもなく、「気づいてやってよね」という感覚になる人もいるわけです。

それがなかなか出てこないと、「あんなに仲良くしているのに自分の気持ちに気づいてくれない」と、好きが嫌いに変わっていくこともあります。

芸能人や著名人の厄介なファンがこういうタイプなのですが、これは一般的にも起こることなのです。

こういう嫌われ方をいくら気にしても、正直どうしようもありません。

なんとかまた好かれようと努力をしても、無理をしなければならないことも多く、また努力をすればするほど他のお客様を蔑ろにすることも少なくない。

だったら、もう気にしないほうがマシということもあるのですね。

お客様に嫌われるというのはとても悲しいことですし、誰だって好きで嫌われたくはありません。

でもどうしようもないこともあって、それを気にして病むくらいならいっそ気にせず今好きでいてくれる人を大事にする方が良いのです。

意外とこういうことで悩んでしまう販売員って少なくないので、あえて書かせてもらいました。

気にすべきことと気にしないで前を向いた方が良いことと、しっかり区別をしておきたいですね。

今日の質問&トレーニングです。

1)あなた自身が誰かに対して好きと嫌いが裏返るような時はどんな時ですか?

2)その理由は相手がどうにかすれば解消できることでしたか?

3)2の”どうにかすれば”は相手に無理をさせてしまうことになりませんか?

image by: Shutterstock.com

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【著者】 坂本りゅういち 【発行周期】 日刊

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