具体的には、本人に信頼され、何でも相談されるようになり、その内容が愛着障害による人間関係上の課題であることを把握します。その後、軽減への働きかけをします。
愛着障害について最初から言い出すと、反発されますので、まずはアクティブリスニングの重要性を説明し、コーチングしていきます。
アクティブリスニングの重要性は上司が体現することで早めにわかってくれます(上司ができるかどうかがむしろチャレンジですが)。そうすると、本人もアクティブリスニングをやろうとしますが、愛着障害がある限り、なかなかできません。
そのへんから、なぜアクティブリスニングができないのか、承認欲求がわざわいしているのではないか、承認欲求がなぜ起きるのか、というふうに話を進めていって、愛着障害について紹介します。
このくらいのステップを踏んでいれば、反発されることもなく、愛着障害に関する本を読んでくれたり、親に対する多面的なA4メモ書きをしてくれたり、親への手紙を書き始めてくれたりします。
愛着障害が軽減されるとともに、彼の部下マネジメントへのアレルギーが解消されていくでしょう。
ぜひやってみてください。
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