女優の小芝風花さん(27)に、所属事務所のオスカーを退所・独立するとの見方が急浮上。来年のNHK大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』への出演も決まっているだけに様々な憶測を呼んでいます。一方、業界では小芝さんの過密すぎる仕事スケジュールに「さすがに働き過ぎではないか」と心配の声もあがっていました。“過重労働”と退所・独立の関係とは?芸能記者歴30年のベテランジャーナリスト・芋澤貞雄さんが、スクープ記事の裏側を読み解きます。
小芝風花がオスカーを退所、独立へ?フライデー報道
『FRIDAY DIGITAL』が『オスカープロモーション』の今や稼ぎ頭、小芝風花が“年内をもって退所、独立する”と、小芝に近しい関係者からリークされたと報道しています。
記事には“事務所内の一部にしか知らされていないトップシークレットで、概ね合意に達したと聞いている”とも。
文句ひとつ言わず、私たちにははち切れんばかりの笑顔を見せている彼女が、1年以上も前から事務所幹部と丁々発止の交渉を続けてきたと思うと、軽いめまいのようなものさえ感じてしまいます。
現実にはありそうで無い、“夢を売る”、“夢を見せてくれる”女優の葛藤を思うと…。
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4年前の兆候、そして2年前に始まった小芝の“ブラック労働”
この“小芝に近い関係者”というのは、私の勝手な憶測ですが、4年前に同事務所を辞めた幹部の周辺だと考えるのが常識的なような気がします。
4年前といえば米倉涼子、剛力彩芽、森泉らの所属タレントや幹部たちが次々に退所した時期です。
関係者たちの間ではこの“しこり”は今だに消えていないとも伝聞されています。
実は2年程前から、小芝のあまりに過密なスケジュールが芸能記者の間で話題になっていました。
昨年は特に顕著で、4期連続で連続ドラマに出演、それに伴うプロモーション活動や10社以上のCM出演等で“オスカーの稼ぎ頭とはいえ、働き過ぎなんじゃないか”と、まだ27歳の小芝へのプレッシャーを心配する声も話題になっていました。
出演すればそのドラマは視聴率という数字が発表されるわけで、この良し悪しも全部受け止めつつ、次期のドラマの準備もしなければならない小芝への負担を心配したわけです。
ベテラン芸能記者からは「米倉や剛力がいなくなって一極集中しているわけだ…」と言われていましたが、もしこの『FRIDAY DIGITAL』の記事が真実だとすれば、小芝は事務所からの“足抜け”の儀式を全うしていたということになります。
“今まで世話になった恩を、手切れ金としてしっかり稼ぐだけ稼いでから独立してもらおう”…というわけです。
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小芝風花は何を目的に独立するのか?2つの見方
記事には退所、独立の理由が明確にはされていませんでした。
仕事に見合ったギャラの問題なのか、オスカーにいてはできない仕事への新しい扉を開くためなのか…はわかりません。
ただひとつ心配なのは、小芝が出演したドラマの数字(視聴率)が低調だということです。
昨年10月期の『フェルマーの料理』は、志尊淳と高橋文哉という今人気の2人との共演にもかかわらず平均視聴率は5.1%、今年1月期の『大奥』は『KAT-TUN』亀梨和也との共演にもかかわらず4.8%(共にビデオリサーチ社調べ、関東地区)でした。
小芝は、来年の大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』で主人公・蔦屋重三郎(横浜流星)の幼馴染で原の伝説の遊女・花の井を演じるという大役が待っています。
時代劇という括りになれば『大奥』はその前哨戦のような見方もできますが…横浜と共に何とか頑張ってもらいたいものです。
もし退所、独立が本当だとしたら、事務所との“円満退社”を望みたいものです。
独立を巡るゴタゴタがもし聞かれるようなことにもなれば、これまでにいくつもの事例があるように、“致命傷”を負う可能性もあるわけです。
フィギュアスケート選手としてオリンピックを目指していた彼女が、芸能活動とは両立が難しいと、その夢をあきらめて“女優”を選んでから12年。
これからどんな道を歩いていくのか、“茨”ではなく“花”になることを祈るばかりです。
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プロフィール:芋澤貞雄
1956年、北海道生まれ。米国でテレビ・映画のコーディネーター業を経て、女性週刊誌などで30年以上、芸能を中心に取材。代表的スクープは「直撃! 松田聖子、ニューヨークの恋人」「眞子妃、エジンバラで初めてのクリスマス」。現在も幅広く取材を続ける。https://twitter.com/ImozawaSadao
記事提供:芸能ジャーナリスト・芋澤貞雄の「本日モ反省ノ色ナシ」
image by: 小芝風花オフィシャルサイト