日経平均は30万円に向かう?その根拠と「これからの日本経済」の予測が書かれた一冊

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新NISAが話題になり、投資信託に興味がある人も多いなか、刺激的な一冊が発売されました。これからの世界に起きうるかもしれない事柄と、日本経済の予測をしている一冊を、無料メルマガ『毎日3分読書革命!土井英司のビジネスブックマラソン』の著者である土井英司さんが詳しく紹介しています。日経平均が30万円?その根拠とは。

【日経平均が30万円に?】⇒『エブリシング・バブル』

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エブリシング・バブル

エミン・ユルマズ・著 プレジデント社

こんにちは、土井英司です。

本日ご紹介する一冊は、トルコ・イスタンブール出身のエコノミスト、グローバルストラテジスト、エミン・ユルマズさんによる話題書。

6月17日に発売されたばかりですが、今週のトーハンのビジネス書ランキングでは、既にトップ10に入っています。

2025年に日経平均が5万円、その後30万円に向かうという、にわかには信じがたい主張をする方ですが、本書には、その根拠とこれからの日本経済の予測が書かれています。

アメリカの資産バブル崩壊や中国の景気後退、それに伴う地政学リスクの上昇などが詳細に書かれています。

現在、新NISAを使って、世界中の株式市場に分散投資する投資信託を買っている人が多いと思いますが、そういう方ほど、しっかり読んで仕組みを理解しておいた方がいいと思います。

仮想通貨や金、不動産も同様です。

エコノミストの著者が書いているので、投資の実践を期待してしまいますが、本書の中心は、表紙にも書かれているように「地政学」です。

中国、ロシア、アメリカ、インド、中東諸国などの複雑な政治・経済事情とパワーバランス、その理由がよくわかる内容で、国際情勢に疎い方は、読んでおくと勉強になると思います。

国際情勢がどちらにどう振れたら投資にどんな影響があるのか、その辺のメカニズムも併せて解説してくれているので、資産防衛のためにも、読んでおくといいと思います。

どんな荒唐無稽な主張も、時間が経つと、後から正しかったことがわかるものですが、本書が主張する「日経平均30万円」「5万円紙幣」「新卒初任給100万円」が実現する未来も、案外本当に訪れるのかもしれません。

インフレ、AIバブル崩壊、戦争、何が来るにしろ、備えておいて損はありません。

投資家は、頭の体操をするつもりで読んでおくといいと思います。

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