ことわざ「案ずるより産むが易し」が、出産を“たとえ”に用いている深い意味

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「案ずるより産むが易し」ということわざがありますが、なぜこのことわざは出産をあえて例にしているのかご存知ですか? 無料メルマガ『【スキル×運】で年収1000万円を目指せ!』の著者・佐藤しょうおんさんは、その「真意」について持論を展開しています。

ことわざ「案ずるより産むが易し」の真意

去年から、ポッドキャストで音声配信をしていまして、そのためのネタ探しということで、自分の書いた過去ログを読み返しています。

そうしたらちょうど900回のエントリー、正確にいえば前フリで、「案ずるより産むが易し」って書いているんですよ。

この諺の意味は、

”物事は、実際に行ってみると、事前に心配していたほど難しくはないということ”

となっていますが、私は多くの人がこの諺の真意を理解していないと考えています。心配するほど難しくないって、誰にでも簡単にできるという意味だと思っていますか?そんな感じでお気楽に考えているから、みなさんは継続ができないんですよ。

この諺に使われている単語を良く読んでください。「産むが易し」ですからね。産むって何を産むんですか?子どもですよ、赤ちゃんです。出産を経験した女性なら分かると思いますけど、子どもを産むってめっちゃ痛いわけですよ。気が遠くなるくらい痛いわけ。これのどこが「誰にでも簡単に」なんですか?

誰にでも簡単にできる、ということを言いたいのなら、「産むが易し」なんてシチュエーションじゃなくも例えば、

  • 食べるが易し
  • 遊ぶが易し
  • 寝るが易し

みたいな例で良いわけ。ところが猛烈な痛みを伴う出産を例として使っているところが「深い」んですよ。

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